見ていただいてありがとうございます。
毎日コーヒー豆からコーヒーを淹れ、完全にコーヒー中毒な30代主婦、はつがカエデです。
家の水道水でコーヒーをいれると「なんかまずく」ないですか?
なんか「コーヒー以外の味やにおい」がして、おいしく感じないんですよね…
どんなにいいコーヒー豆を使っても、なぜかおいしくないんです。
その原因、実は「水道水の臭い・調理器具による味の変化」のせいかもしれません。
この記事では次の内容をお話しします。
- 水道水でコーヒーを淹れるとまずい原因3つ
- 水道水でおいしいコーヒーを飲むための対策2つ
- おいしいコーヒーを飲みたいなら「水自体を変える」のもおすすめ
水道水でコーヒーを淹れるとまずい原因3つ
水道水でコーヒーを淹れるとまずい原因はこの3つです。
- 残留塩素(カルキ)の臭いが、コーヒーの香りの邪魔をしている
- 水のカビ臭さ・生臭さが、コーヒーの香りの邪魔をしている
- 調理器具から溶けだした「鉄分」がコーヒーの味を変えている
①残留塩素(カルキ)の臭いが、コーヒーの香りの邪魔をしている
水道水でコーヒーを淹れるとまずい!その原因の一つとして「カルキ臭」が考えられます。
(カルキ臭と言えば、プールで鼻につくあの匂いです)
実は、どの家庭の水道水にも「残留塩素(カルキ)」が含まれています。
残留塩素(カルキ)は、水の衛生を保つために「国の水道法で決められたこと」なんです。
(塩素濃度は「体に影響のない程度に定められている」ので、健康上問題はありません)
でもこの残留塩素、人は少しの量で「ツンとした不快臭」に感じてしまいます。
つまり水道水の残留塩素(カルキ)臭とコーヒーの香りが混ざってしまい、コーヒーがまずいと感じます。
実はカルキが臭いのではなく、イラストにある通り「トリクロラミン」が臭いの原因です。
②水のカビ臭さ・生臭さが、コーヒーの香りの邪魔をしている
水道水の臭いには「カルキ臭」と、もう一つ「カビ臭い・生臭い」という声もよく聞きます。
住んでいる地域の水源が地下水ではなく、河川・湖・ダムなどから水をひいている場合によくあるケースです。
というのも、河川・湖・ダムには「藍藻類(らんそうるい)・放線菌」という、臭い物質を出す生き物が潜んでいます。
(臭い物質はジェオスミン、2-MIBなどです)
この臭い物質、通常の浄水処理では取り除けない厄介者なんです。
さらにこの臭い物質、ごく微量でも「臭い」と感じてしまいます。
つまり水道水の臭い物質とコーヒーの香りが混ざってしまい、コーヒーがまずいと感じます。
私も引越し前の家は地下水が水源だったので、水道水でもごくごく飲めました。
引越し後の家は河川が水源のようで、水道水がかび臭くて飲めません(^_^;)
▼「水道水がまずい原因」を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
③調理器具から出た「鉄分」が味を変えている
①②は水が原因でしたが、③の場合はお湯を沸かす「調理器具」が原因になります。
あなたはホットコーヒーを作る際、水を「ステンレス製の鍋・ケトル」や「瞬間湯沸かし器」で沸かしていませんか?
ステンレスは「鉄と他金属の合金」からできているんですが、ステンレスに含まれる鉄が水に出てくると、コーヒーの味を変えてしまいます。
(瞬間湯沸かし器は、底にあるステンレスに電気を通して、水を温める原理になっています)
コーヒーで有名なUCCもこのように明記しています。
水道管が古くなっていたり瞬間湯沸かし器の水を使ったりすると、水の中に鉄分が流れ出てくることがあります。鉄分はコーヒー中のタンニンと結びついて味や水色に悪い影響を及ぼします。
なので調理器具から出た「鉄分」でコーヒーの味が変わり、まずくなっている可能性もあります。
個人的には「アルミ製の鍋」もおすすめできません。
コーヒーではなく紅茶を飲もうと、アルミ製の雪平鍋で湯を沸かしたことがあります。
「えぐみのある変な味」がして、思わず吐き出してしまいました…(^_^;)
水道水でおいしいコーヒーを飲むための対策2つ
水道水を使っておいしいコーヒーを飲むためには、次の対策が効果的です。
- ホーロー製の鍋やケトルを使い、水を10~15分煮沸してから使う
- 活性炭でろ過した水を使う(浄水器や浄水ポットを使う)
①ホーロー製の鍋やケトルを使い、水を10~15分煮沸してから使う
水道水の「カルキ臭さ」は、煮沸することで臭いを飛ばすことができます。
しかし沸騰したらOKではなく、フタを外して10-15分程度の煮沸が必要です。
しっかりとお湯を沸かすことで、カルキをとばすことができます。
ですがこの時、ステンレス製の調理器具・瞬間湯沸かし器を使うと「鉄分」でコーヒーの味が変わってしまいます。
なので「ホーロー製の鍋・ケトル」でお湯を沸かすことをおすすめします。
(ホーローは「鉄にガラスを焼きつけたもの」。なので水が鉄に接することはありません)
▼ホーロー製の鍋
▼ホーロー製のケトル
ただ「カビ臭さ・生臭さ」は煮沸しても臭いは飛びません。
ある程度臭いが残ってしまう可能性はあります。
②活性炭でろ過した水を使う(浄水器や浄水ポットを使う)
「10-15分も毎回煮沸するのはめんどくさい!」
…という方には「浄水器や浄水ポットを使う」ことをおすすめします。
浄水器や浄水ポットの中には「活性炭の力で臭いを消して、水道水をおいしくしてくれるもの」があります。
実は浄水施設でも、水の臭いをとるために活性炭が利用されているんですよ。
なので家でも「活性炭で水をろ過」すれば、水道水の臭いをとることができます。
(煮沸でとばせない「カビ臭さ・生臭さ」も、活性炭ならある程度消えてくれます)
▼活性炭でろ過する浄水器
▼活性炭でろ過する浄水ポット
おいしいコーヒーを飲みたいなら「水自体を変える」のもおすすめ
水道水の水をおいしくするためには「煮沸・ろ過」が効果的だとお話ししました。
- 毎回水を10-15分煮沸するのはめんどくさい
- 浄水器や浄水ポットを買う・ろ過するのがめんどくさい
という方もいますよね。(私もめんどくさがりなので…)
そんなあなたにおすすめなのは「いっそのこと水道水を使わない」方法です。
- ミネラルウォーターを買う
- ウォーターサーバーと契約する
①ミネラルウォーターを買う
ミネラルウォーターでコーヒーを淹れれば「コーヒーがまずい悩み」とおさらばできます。
ミネラルウォーターは軟水と硬水に種類が分かれ、コーヒーも水の種類によって味が変わります。
【軟水と硬水の違いを簡単に説明】
水は(カルシウムとマグネシウムなどの)ミネラル含有量によって「硬度で種類分け」されます。
硬度が0~120mg/l だと「軟水」・120mg/l以上だと「硬水」と呼ばれます。
♦軟水のミネラルウォーターでコーヒーを淹れると…
- まろやかな甘さ・酸味が際立つ
- 飲みやすく、コクや香りもしっかり感じられる
▼軟水のミネラルウォーターの例「い・ろ・は・す」…硬度36.1mg/l
♦硬水のミネラルウォーターでコーヒーを淹れると…
- 酸味が消え、苦味が際立つ
- 硬度が高くなるほど苦味のしっかり感が強まる
▼硬水のミネラルウォーターの例「evian(エビアン)」…硬度304mg/l
あなたが「コーヒーに求めている香り・味」にあわせて水の種類を選ぶといいですよ。
②ウォーターサーバーと契約する
おいしいコーヒーが一番簡単に飲める方法は「ウォーターサーバーを使うこと」です。
コーヒーを淹れる点で、ウォーターサーバーにはこんな「4つのメリット」があります。
- おいしい水が冷えた状態で出てくる→水出しコーヒーにも最適
- ウォーターサーバーのお湯の温度は80-90℃→コーヒーを淹れるのに最適な温度は「80-95℃」
- コーヒーに最適なおいしい水が、レバーを押すだけで出てくる
(煮沸・ろ過の手間がない) - コーヒーに最適なおいしい水を、自宅まで定期配送してくれる
(水を買いにいく・家まで運ぶ・水を選ぶ手間がない)
わが家も毎日コスモウォーターのお湯を使ってホットコーヒーを飲んでます。
めちゃくちゃ楽なので、もう「コスモウォーターなし」の生活には戻れません。
「おいしいコーヒーを一番簡単に飲める方法を探している」なら、ウォーターサーバーがおすすめです(^▽^)
▼もしよければ「コスモウォーターのレビュー記事」もご覧ください。
(ちなみにコスモウォーターは【軟水】です)
まとめ
♦水道水でコーヒーを淹れるとまずい原因
- 残留塩素(カルキ)の臭いが、コーヒーの香りの邪魔をしている
- 水のカビ臭さ・生臭さが、コーヒーの香りの邪魔をしている
- 調理器具から溶けだした「鉄分」がコーヒーの味を変えている
♦水道水でおいしいコーヒーを飲むための対策
- ホーロー製の鍋やケトルを使い、水を10~15分煮沸してから使う
- 活性炭でろ過した水を使う(浄水器や浄水ポットを使う)
♦おいしいコーヒーを飲みたいなら「水自体を変える」のもおすすめ
- ミネラルウォーターを買う
- ウォーターサーバーと契約する
『水道水でおいしいコーヒーを飲む対策がめんどくさい!』
という方は「ミネラルウォーターを使う・ウォーターサーバーと契約する」のがおすすめです。
水の質が変わればコーヒーの味は格段に変わります。
(コーヒー会社が「水にこだわる」のはそのためです)
あなたにあった対策方法で、コーヒーの味をおいしくしてみてくださいね。
▼お湯を沸かすなら「ホーロー製」がおすすめ
▼水の臭いを「活性炭」で除去する
▼水道水ではなく、ミネラルウォーターを使う
▼「おいしいコーヒーを一番簡単に飲める方法を探している」なら、ウォーターサーバーがおすすめ