見ていただいてありがとうございます。
半年前に夫が中程度のうつになり、現在は復職が決まって準備中。
そんな夫を陰ながら支える主婦、はつがカエデです。
結論から言いますが、うつになってもすぐに傷病手当金はもらえません。
わが家は支給されるまで2か月かかりました。その間は無収入でしたよ(^_^;)
うつは「100人に6人がかかる病気」です。
夫のように「まさか自分が」という人でもうつになる可能性があります。
なので半年~1年分くらい「いつも通りに生活できる分の貯蓄」は必要です。
この記事では「うつとお金の話」について、以下の内容をお話しします。
- 傷病手当てはすぐに支給されない
- 夫がうつでも家計(生活費)が何とかなった理由
- うつで収入が減り「お金の余裕 = 心の余裕」を痛感
- 何かあった時のために…金融リテラシーを学んでおこう
- 金融リテラシーが学べる「初心者向け」の本2冊
▼夫がうつになった時の「体験談」はこちら
傷病手当てはすぐに支給されない
傷病手当金の受給資格を満たせば、うつ病でも対象になります。
私の夫は条件を満たしていたので、傷病手当金の申請ができました。
(条件にあてはまるかどうかは「健康保険組合」が判断します)
傷病手当てが受け取れるようになると
「1日当たりの給料の2/3」を毎月支給してもらえるようになります。
なので傷病手当金 = 給料の2/3は毎月支給してもらえるという事ですね。
ですが夫が傷病手当金の申請をしたところ「2か月」かかりました。
会社の人事から、このように伝えられたそうです。
つまり「傷病手当を申請したら」すぐもらえるわけではないのです。
なので日ごろから貯蓄・投資をして、不測の事態に備えておくことが大切です。
さらに傷病手当金から下記の税金を、自分で会社に納めなければいけません。
- 健康保険料
- 住民税
- 雇用保険
つまり傷病手当金をもらっても、手元に残る金額はそんなに多くないのです。
傷病手当について、詳しくは下記のサイトをご覧ください。
夫がうつでも家計(生活費)が何とかなった理由
わが家は残念ながら「働かなくても食べていける家」ではありません。
実家・義実家は遠方で、自分たちの生活で精一杯。
さらに私は、娘が小さいうちは専業主婦でいる予定です。
なので「夫の一馬力」で家計を回していました。
つまり夫がうつで休職 =収入がなくなるということです。
貯蓄のない状態だったら、家計はかなりヤバかったと思います。
ただわが家は以前から「金融リテラシー」の勉強をしていました。
そして「半年くらい何かあっても大丈夫」というくらいの貯蓄をしておいたんです。
半年分の貯蓄おかげで、何とか家計が回せました。
他にもいろいろと「何かあった時のための備え」をしていました。
- つみたてNISAで投資する
- 給料から10%分を貯蓄に回す
- 車や家などのローンはなるべく持たない
- メルカリで不用品を売って家計にあてる
- 私の独身時代に貯めていたお金に手を付けない
「お金がマイナスになる要素を減らす・増やす&貯めておく」
そのおかげで半年間、何とか乗り切ることができました。
うつはいつ良くなるのか分からない病気です。
1年分くらい貯蓄しておけば安心かと思います。
うつで収入が減り「お金の余裕 = 心の余裕」を痛感
身もふたもないですが「お金の余裕 = 心の余裕」だと、本当に思います。
お金が減っていくと、心の余裕がなくなります。
というのも、人間は安心・安定がおびやかされると危機感を感じます。
つまりお金が減っていく=危機感=それしか考えられなくなる=心の余裕がなくなるのです。
半年分の貯蓄があったわが家でも、貯蓄が減っていくたびに暗い気持ちになりました。
心配事があると人間は気持ちが下向きになるもの。
さらに周囲で起こった事もマイナスに受け取るようになります。
(心理学では「感情一致効果」という)
つまり「ドンドンとマイナス思考におちいる」事になり、ますます心の余裕がなくなります。
うつになった時、一番大切なのは「いつも通りの生活をしながらゆっくりと休む事」
つまり「お金の余裕がない = 心の余裕がない」状態でゆっくり休むことはできません。
「何かあっても半年はいつも通りの生活ができる」くらいの貯蓄は大切です。
何かあった時のために…金融リテラシーを学んでおこう
金融リテラシーとは「お金の知識や判断力」の事を言います。
実は日本人、金融リテラシーが低いと言われています。
なので最近は、中学校の授業のなかで「金融リテラシー教育」が組み込まれているとの事。
つまり本来は義務教育で学ぶべき、基礎的で大切な知識です。
私たちの世代は「学ぶべきことを学ばずに」ここまで来てしまいました。
特に以下の人は、ぜひ「金融リテラシー」を学んでおいてほしいと思います。
- 半年分の貯蓄なんてない
- 保険料で家計が圧迫されている
- 家計が火の車状態
- 投資って何? やってないけど?
- 投資はギャンブルみたいなもの
実は私も「金融リテラシー」なんて、全くありませんでした。
私も独身時代は、こんな風に思っていました。
「ひたすら仕事して、ひたすら節約して、ひたすら銀行に貯金」
「投資? お金がなくなることもあるギャンブルみたいなもんでしょ?」
ですが夫は「銀行に貯金するだけなんて『死に金』やん、運用しないともったいない」と言う考えの持ち主。
(ただ残念なことに、夫は少し浪費家の傾向があります…)
引きずられるように私も投資の勉強を始めました。
夫の見よう見まねでSBI証券で始めたつみたてNISA。
現時点では、銀行で預けた時の金利よりもはるかに良いです。
「若いうちからつみたてNISAをしておけばよかった」と思っています。
とはいうものの、確かにお金の勉強は取っつきにくく、難しいイメージ…。
でも今は「誰でも分かるように解説してくれる本」もたくさん出版されています。
「お金の話が苦手な私でも理解できた」金融リテラシー本をご紹介します。
金融リテラシーが学べる「初心者向け」の本2冊
- 本当の自由を手に入れる お金の大学
- 図解 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
本当の自由を手に入れる お金の大学
著者の両学長は、お金の事を分かりやすく教えてくれる方です。
(高校生で起業し、数々の失敗を経て、今は会社を経営されているそうです)
YouTubeでもたくさんの「お金にまつわる動画」をアップしています。
リベ大の動画を分かりやすくまとめた本が「お金の大学」です。
お金は「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5つのチカラが必要!
その5つのチカラについてわかりやすく説明してくれています。
「お金の知識なんて全くない」「難しい本は苦手」という人でも大丈夫!
可愛らしいイラストと図解つきなので、高校生でも読めると思います。
お金を使って生活しているなら、知っておかなければいけない知識が盛りだくさん。
金融リテラシー入門書としてうってつけの一冊です。
図解 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
経済評論家でお金のプロである山崎 元さんが「先生役」
お金について知識のない主人公が「生徒役」
その2人が会話形式で話を進めていきます。
お金の増やし方、つまり「投資」について分かりやすく書かれた本です。
この本を読んでおけば「投資に対する漠然とした不安」も解消されます。
「どの銀行から、どの投資をしておけば安全か」まで紹介してくれています。
会話形式なので内容もスッと入ってきやすいです。
読者が疑問に浮かびそうなことを主人公が代わりに聞いてくれています。
お金にまつわる疑問は、この一冊で大体理解できるのではないかと思いますよ。
「投資について何も知らない人」にはうってつけの一冊です。
この本はAmazonの「Kindle Unlimited」で読めます。
30日間無料体験もありますよ。
▼最近は「女性が主人公の漫画版」も出版されています。
まとめ
夫がうつになって、想定外だったのか次の2つ。
- 傷病手当金はすぐにもらえないこと
- 健康保険料などの税金が自腹になること
つまり「傷病手当金だけでは、いつも通りの生活を送ることは難しい」
金融リテラシーについて勉強し、半年分の貯蓄をしていて本当によかったと思っています。
「うつなんて、私には関係ない」と思う方もいるかもしれませんが
うつは100人中6人かかる、夫のように「まさか自分が」という人でもなる病気です。
なので「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、お金の貯蓄は大事です。
私が紹介した金融リテラシーの本は、初心者でも読みやすいです。
読んでおいて損はないと思いますよ。
↓の本はAmazonの「Kindle Unlimited」で読めます。
30日間無料体験もありますよ。
▼メルカリで不用品を売買し、食費にあてられたのも助かりました。
メルカリで稼いだ話はこちらで読めます。
▼夫がうつになった時の「体験談」はこちら
▼うつ夫への接し方がわからない時に読んだ本まとめ
▼夫がうつになったら、両親や義両親に連絡したほうがいい?
コロナうつが増えているようで、通常1-2か月の所、支給が3ヶ月以上かかる場合がある