閲覧ありがとうございます。
里帰りせずに夫婦で娘を育てました。主婦のはつがカエデです。
奥様との「産後クライシス」を防ぎたいですよね。
そこでこの記事では「産後クライシスが起こる理由~対策法」までまとめています。
ちなみにわが家は産後、夫婦関係が際どいところまで落ちました。
(それについては「最後のまとめ」で話しています)
奥様と産後も良好な関係でいたいなら、ぜひ記事を読んで参考にしてください。
▼「相手のことを良く知る事」が仲良く居られる秘訣です。こちらの本がおすすめ
▼「妻のトリセツ」を読めば、女性特有の考え方や「本当に喜ぶ事」がわかります
産後クライシスが起こる原因
「産後クライシス」とは、出産後に夫婦仲が悪くなることです。
これはあなたも知っていますよね。
でも「産後クライシスってなんで起こるんだろう?」
あなたは考えてみたことありますか?
私も知らなかったので、一度調べてみました。
NHKのブログで、産後クライシスの原因はこのように書かれていました。
『日本の男性の家事育児に費やす時間が
世界的にみて最低の水準にあることが関係している』
この言葉の証拠として、次のようなデータを出しています。
妻:子どもが1歳の時点で夫への愛情を感じ続けているか?
- 夫が家事や子育てをねぎらってくれる:47.1%
- 夫婦で家事・育児を助け合っている41.2%
- 夫の妻に対するねぎらいが少ない:10.2%
- 夫の育児家事への参加率が低い:20.5%
つまり産後クライシスは「夫のねぎらいと育児家事への参加」がカギだとわかります。
なので産後クライシスが起こるかどうかは「あなた(夫)次第」と言えそうです。
「子育ては妻の仕事」と思い、夫は出産前と同じ生活を続ける
育児への思いやりを示さないでいる
そうすると妻のイライラが強まり、愛情が冷めるとも書かれています。
産後クライシス防止には「共感」が大切
産後クライシスを防ぐには「夫のねぎらいと育児家事への参加」がカギ。
でも具体的にどうしたらいいのか分かりませんよね。
特に「ねぎらいって何?ありがとうと言えばいいの?」って感じかと思います。
ねぎらいとは「大変さを理解し、相手に感謝すること」です。
つまり妻は夫に「大変さを理解してほしい」、つまり共感を求めています。
男性からすると「共感するだけでいいの?」って思うかもしれません。
ですが女性は「自分の気持ちを相手に共感してもらえたら」ストレス解消になります。
女性にとって共感はとても大切な事なのです。
なぜかというと、狩猟時代の女性は女性同士で子育てをしていました。
そして子育ての大変さを共感しあって、育児を乗り越えてきた過去があります。
ですが男性に「共感する能力」は備わっていません。
狩猟時代の男性は「狩りで何か問題があったらお互い指摘し合い、早く問題解決する事」をめざしました。
なので男性は共感せずに「ここが悪かったんじゃないの」と指摘してしまいます。
だからもし、妻が「赤ちゃんが泣いてばかりで辛い」と言ったとき
「おむつ代えたの?」「ミルクが足りないからじゃないか」は不正解です。
返答の正解は「それは大変だったね…大丈夫?」という共感です。
そして「大変なのにいつもありがとうね」とねぎらってくれたら妻は喜びます。
「地雷を踏むことば」に気をつけて
産後の妻の状態は、一言で言うと「最悪」です。
そんな時に妻の地雷を踏まないように気を付けてくださいね。
なぜそんな注意をするかと言うと、産後の妻はこんな状態だからです。
- コマ切れ睡眠で寝不足
- ホルモンバランスが乱れている
- 体のあちこちが痛い(特に下腹部が痛い)
- 悪露の出血・母乳で貧血状態(母乳は血液から作られます)
つまり産後の妻は体もボロボロ・心もボロボロです。
それでも妻は「夫は私の代わりに仕事してくれている。
だからせめて家事育児はちゃんとやらないと」って体にムチを打って頑張ります。
ですが赤ちゃんのお世話をしていると、家事が思い通りにできません。
赤ちゃんが泣いてるのに、放っておいて家事なんてできないんですよね。
でも家事ができなかった自分を責めてしまいます。
そして仕事から帰ってきた夫に「赤ちゃんのお世話が大変で…」と共感を求めます。
そんな時夫に「家にいたんだろ?なんで家事できてないの?」と言われたとき、妻の心はどん底に落とされます。
「この人は私の気持ちなんてわかってくれない」と心のシャッターを降ろす瞬間です。
夫側の気持ちもわかります。
仕事から帰ってきて、ご飯が用意されてないと悲しいですよね。
夫のトリセツに「夫は妻が家事をしてくれることに愛情を感じる」とありました。
ですが妻は家事をしたくてもできない事情を知っておいてほしいのです。
そして子育て中の妻は、ネガティブな思い出を記憶しやすいようになっています。
つまり妻を傷つけた言葉は、ずっと妻の脳に刻まれてしまいます。
妻のトリセツ(p29)に「地雷を踏むことば」が載っています。
この言葉を言ったら恨まれます。予習しておきましょう。
産後クライシスの対策とおすすめの本
夫のトリセツに、産後の妻が夫に求めるものについて、このように書かれています。
恋の相手から、資源を提供すべきものに変わる。
子供を産み育てるためには、搾取すべき相手から徹底的に搾取した方が子供の生存確率が上がるから。
ものすごい言い方ですが、全ては子供を育てる責任感からくるものです。
つまり産後の妻は、子供に全集中を注ぎます。
そして夫には「子供を育てるためのサポート」を求めます。
産後クライシスを防ぎたいなら、産後は妻のサポート役に徹しましょう。
夫のサポートとは「妻の心に共感し、子育ての負担を和らげてあげる事」です。
共感の話は先ほどした通りです。
子育て中の妻はメンタルが落ちやすいです。
妻の話をよく聞いて、否定せずに共感してあげてください。
「子育ての負担を和らげる方法」はいろいろ考えられます。
- 夫が家事を担当する
- 妻が家事している間は夫が子供をみる
- 妻に育児から離れる時間をプレゼントする
- 家事の負担を和らげる電化製品を買う
- ネット通販や宅食を利用する
- 妻の母に来てもらう
妻が里帰りしたいというなら、里帰りさせてあげてください。
この時、間違っても「夫の母」は呼ばないようにしましょう。
妻にとって義理の母は上司みたいなものです。気が休まりません。
このように夫が「妻を1番に考えている」姿勢を見せてくれれば
妻は「夫は私の事を大切にしてくれる」と思い、夫への愛情を感じます。
産後は一番大切な時と考えて、奥様を全力サポートしてあげてください。
それが産後クライシスを防ぐ対策だと私は思います。
産後クライシスを防ぐには
「夫のねぎらいと育児家事への参加」
これをよく覚えておきましょう!
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まとめ
実はわが家も産後クライシスになりました。
私は里帰りしなかったので、夫が育休を取ってくれましたが
「(皿洗いでイライラしながらため息ついて)早く良くなってな!」の一言。
この言葉、今でも頭の中に鮮明に覚えてます。
そして育休後の夫は平日深夜帰りで、土日は寝ているだけ。
夫も転属&昇進したてで、仕事が忙しいのは仕方のないことだったんです。
ですがその事情を理解していても、私の心は冷めていました。
(そこに義両親のことでケンカになり、産後しばらくギスギスしてました)
あなたと奥様には、産後も良好な関係でいてほしいと思います。
奥様の事を考えて「どうにかしたいと思ってこの記事を読んでいる」あなたなら大丈夫。
できる範囲で、産後の奥様を支えてあげてくださいね。
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