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4歳の頑固な性格の娘を育てる主婦、はつがカエデです。
「子供が言う事を聞かないからイライラする!」
私もよくイライラしてました。自白すると子供にキレ返したりとかしてました。
でもそのイライラの原因は「親の言う事を聞いていた(聞かなかったら罰を受けた)」昔のあなたに原因があるのかも。
「子供は親の言う事を聞くべき!」という思い込みのせいかもしれません。
この記事では次の内容をお話しします。
- 「子供が言う事聞かないからイライラする」本当の理由
- 言う事を聞かない娘にイライラしてた私
- あなたの心に余裕がないのも原因のひとつ
- ムダにイライラしないためには
- どうしても言うことを聞いて欲しい時は?
「子供が言う事聞かないからイライラする」本当の理由
「子供が言う事を聞かないからイライラする!」あるある話ですよね。
私も「なんでいう事聞いてくれないの!」って何度言ったかわかりません。
だからその気持ち、本当によくわかります。
でもその言葉の裏に「子供は親の言う事を聞くべき!」って思い込みはありませんか?
その思い込み、もしかしたら昔のあなたが関係しているかもしれません。
子供は3歳頃になると、自立心が芽生えます。
やがて自己主張するようになり、嫌な事はハッキリと「イヤ!」と言います。
でも「子供は親のいう事を聞くべき」と思い込んでいる親はイライラしてしまいます。
親にとって「期待していた反応が返ってこなかったから」イライラするのです。
でもその「親の言う事を聞くべき」って、どこから教えられたのでしょう。
自分の親から「親の言う事を聞くべき」と育てられてきたからではないでしょうか。
だからそのまま自分の子供にも「子供は親のいう事を聞くべき」と思ってしまいます。
私たちの親世代は「年配者を敬え、年上の教えは絶対」と教えられた時代です。
だから親に歯向かうなんて言語道断。
親の言う事を聞かなかったら体罰も仕方ない。
あなたも頭やおしりを叩かれたり、押し入れに閉じ込められたりしませんでしたか?
だから私たちの頭には「子供は親の言う事を聞くべき」という思い込みがあるんです。
なので子供が思い通りにならないことにイライラしてしまいます。
言う事を聞かない娘にイライラしてた私
私の娘は「良く言えば自立心が強く、悪く言えば頑固」な性格。
だから私の言うことなんて、ほとんど聞いてくれません。
特に2-3歳のイヤイヤ期は地獄のようでした。
子供用ハーネスがなかったら、買い物すら満足に行けない状況です。
なので「何で親の言う事を聞けないの!」と正直イライラしてました。
本音を言うと、親の言う事をすんなり聞く他の子がうらやましく思いました。
そんなある日「しんどい心にさようなら」って本を読んだんです。
「束縛、独占欲、執着が強い人」「人が思い通りにならなくて腹立つ人」の原因として、このような内容が書いてありました。
- 当然のように愛されて過保護に育ってきた
- 素の自分に共感してもらえることが少ない環境で育った
- 自分が誰かの思い通りになってきた
私は②③が当てはまりました。
詳細は省きますが「両親にとっていい子でなければ愛されない」状況で育ったんです。
親の言う通りにしなければ父は怒鳴りましたし、母はわかりやすく不機嫌になりました。
なので親を怒らせないために「なんでも言う事を聞くいい子」を演じました。
だから娘に対しても「親にとっていい子でなければいけない」と押しつけていました。
つまり昔の自分がそうされたように、娘を「親にとって都合の良い子」に育てようとしていたんです。
自覚した時はかなりショックでした。
自分のような子供にならないよう、気を付けていたはずだったのに…。
あなたの心に余裕がないのも原因のひとつ
人間、ムリが重なると正常な判断ができなくなります。
子供と自分は別の人間です。だから思い通りにならなくて当然。
その当たり前な事実でさえ、心の余裕がなくなると見失ってしまいます。
もしあなたが他人に「子供は言う通りにならないものだよ」って言われて
「そんなことわかっているわよ!じゃあどうしたらいいのよ!」
「子供の言うことばかり聞いて、私の言うことは聞いてくれなくてもいいってこと!?」
って逆ギレしたくなったら、あなたは相当ムリを重ねている状況です。
昔の私も、そんな風に思っていました。
私も娘が2~3才の頃、夫は多忙&うつで体を壊しました。
なので私は平日休日問わずワンオペ育児で余裕がなく、かなり辛かったです。
娘のかんしゃくにも、大人げなくキレ返すという、とんでもないことをしていました。
心の疲れをとる技術によると、人間ムリが重なるとこのような状態になります。
- 認めようとしない
- 何かにしがみつく(依存する)
- 自分を責める
- 攻撃性が強くなる
- 愚痴や弱音が多くなる
だから他人に「子供は言う通りにならないものだよ」って言われたら
今まさにギリギリ頑張って耐えているのに、頑張りを否定されたようで腹が立つんですよね。
なのであなたに必要なのは「育児本」ではなくて「心を休める時間」です。
あなたは十分頑張ってきた。だから心の余裕を持てるように休めましょう。
心の余裕が生まれれば「わがままは子供だから仕方ない」「頑固なところもこの子の個性」
と、子供の行動にも大目に見られるようになりますよ。
私も「イラつくときは自分の心の余裕がない時なんだ」って自覚するようにしました。
その時は家事を手抜きして、自分の好きなことをしました。
すると娘にイラつくこともずいぶん減りましたよ。
ムダにイライラしないためには
最初から「子供は言う事を聞かないものだ」と思っておくとイライラせずに済みます。
子供と自分は別の人間ですから、思っている事が違って当然です。
子供に「空気を読む」能力はありませんから、親の気持ちに合わせようとも思いません。
人間関係のイライラは「相手へ期待→期待した反応が返ってこなかった時」に生まれます。
なので「子供が言う事を聞く」と期待しなければ、そもそもイライラしません。
もし子供が話を受け入れてくれたら「ありがとう」と伝えましょう。
そして「怒るべきところと怒らなくて良いところ」を分けましょう。
ひだ ゆうさんの書かれた「ペアレント・トレーニングのポイントと方法」がとてもわかりやすいです。
絶対にやめてほしいことは叱る。
そうではなくて「トイレのドアを閉めない」など
できればやめてほしいことは、怒るのではなく「できた時に褒める」
そうすると、子ども自らすすんで行動するようになるそうですよ。
▼イライラするとあなたの体にも良くありません。できるだけ怒る回数を減らしましょう
どうしても言うことを聞いて欲しい時は?
「どうしても言うことを聞いて欲しい時」ってありますよね。
そんな時は子供が前向きに「行動しよう」と思える、ポジティブな声かけをするのがいいそうです。
子供の気持ちに沿うように、声かけをしてあげればいいんですね。
いい声かけや対応方法を簡単に知りたいなら、てぃ先生の本がおすすめ。
子供の「困った状況」が細かく載っていて、親はどう対応したらいいか書かれています。
(困った状況の例:「はやくして!」「やめて!」「お片付けして!」)
ダメな声かけ・いい声かけの理由を知りたい!という方は坪田先生の本がおすすめです。
(坪田先生はあの有名なビリギャルの著者で、塾の先生でもあります)
「いい声かけ・ダメな声かけをすると子供はどう思うのか」がしっかり書かれています。
どちらも否定的な言葉を使わずに、子供が前向きに「行動しよう」と思える言葉が多いです。
私の娘にもポジティブな声かけを心がけたら、話を聞いてくれることが多くなりました。
私たちは「否定的な言葉で育てられてきた」ため、否定的な声かけしか知りません。
なのでポジティブな声かけは、専門家が書いた本から取り入れていきましょう。
あなたがあなたの親から「どう言ってもらえたら言う事聞こうと思ったか」
子供の立場になって、かける言葉を考えてみるのもおすすめです。
まとめ
「子供が言う事聞かないからイライラする」本当の理由は
「親の言う事を聞いていた(聞かなかったら罰を受けた)」昔のあなたに原因があるのかも。
自分がそうされたから、子供もそうすべきだって、思い込みがあるのかもしれません。
ですが自分と子どもは別の人間です。なので言う事を聞かなくても当然と考えましょう。
イライラしないコツは「あなたが無理しない」「怒るべきところと怒らなくて良いところを分ける」
どうしても言う事を聞いてほしい時は「子供が前向きに行動できる声かけ」をする。
そうすれば親の話を聞いてくれる回数が増えるかもしれません。
親の事情もありますし、全て子供に合わせるのはしんどいですよね。
なのでできる範囲から取り入れてみてくださいね。