閲覧ありがとうございます。主婦のはつがカエデです。
『長女ってなぜかしんどいし、生きづらい…』
『可愛くない・ひねくれてる・素直じゃないって言われる…私の性格が悪いの?』
『自分の好きが分からない、何のために生きているか分からない』
そんな悩みを抱えている「長女生まれの方」に、読んでもらいたい本を紹介します。
読めば「私の性格のせいじゃなかったんだ」とスッキリできるはずですよ。
長女の苦しみ…長女に生まれたくなかった
私は下に兄弟がいる姉です。長女です。
長女あるあるで、こんなツイートが流れてきました。
全て当てはまるやん…!めっちゃビックリしたのを覚えています。
あなたも「あるある」って、うなずく内容が多いのではないでしょうか?
「あるある話」の中で、特に注目してほしい項目はコチラ
- 頼り方が分からない
- ついはりきる
- ヘラヘラしてても実は悲しい
- 「○○しなくちゃ」感が異常
- 大丈夫じゃなくても大丈夫って言う
- そのくせ大丈夫じゃないことに気づいてほしい
- 他人の顔色をうかがう
いわゆる「いい子」を、親から求められてきた結果かなと思います。
なので親が望む「いい子」を演じて、本当の自分をひっしに抑圧しているのです。
抑圧はいわゆる我慢です。ずっと我慢し続けているからしんどいんですよね。
あとは「我慢強い」とか「しっかりしてる」とか言われますけど、
好んで我慢したり、しっかりしているわけでもありませんよね。
「そうみられるように頑張っているだけ」です。それもしんどい…。
「長女はなぜ母の呪文を消せないのか」を読んでほしい
図書館でたまたま「長女はなぜ母の呪文を消せないのか」を見つけました。
読んでみると「私の事が書いてあるやん!」と思って、面白くて一日で読みました。
図書館に返すのが惜しくなって、自分用に購入したくらいです。
ジャーナリストでもあり心理カウンセラーでもある、大美賀直子さんが書いた本です。
この本は、以下の流れで話が進んでいきます。
- 第一章:なぜ母は娘に執着するのか
- 第二章:母が子ども時代の娘にかけた「呪文」
- 第三章:大人の娘を縛りつづける「母の呪文」
- 第四章:「母の呪文」から自由になるためのヒント
「はじめに」では、このような話が書かれています。
母から長女にしばしば伝えられる「五大呪文」
- 「あなたのためなのよ」
- 「やりたいことも我慢して、あなたを育ててきたのに」
- 「お母さんができなかったことを、あなたにしてほしいの」
- 「あなたさえいてくれれば、もう何もいらない」
- 「お母さんのいうとおりにしていれば間違いない」
なんかすごく…重たくて罪悪感があって強制力のある言葉ばかり並びますね。
言葉を見ているだけでも「うっ…」と思ってしまいます。
「母の呪文」にしたがって人生を選ぶと、娘は自分の人生を生きられなくなります。
すると人生から「楽しさ」がなくなり「生きづらさ」を感じてしまうそうです。
「自分らしく生きれない」からしんどいんですよね。
長女は母親からの「重たすぎる想い」をいつまでも背負って、
昔も今も苦しめられているのかもしれません。
長女と母親の関係は「重たすぎる」
母親は、長女のことを「自分の生まれ変わり」と思ったり、
さらには「自分の欲求不満(満たされなかった気持ち)を埋めるもの」
という「重すぎる役割」を勝手に背負わせたりしている可能性があります。
長女と言うのは、母親と同じ女性で、しかも自分そっくりの子です。
もし母親が今までの人生で未練を抱えているなら、
「この子を使って、自分の未練を晴らそう」と思う事もあるようです。
なので子供の教育に力を入れて、いい大学・いい会社に入れようとしたりします。
ですが子供(長女)にも、自分のやりたいことがあります。
なのに「親の気持ち」を背負って頑張ってしまうようです。
すると「自分で決めた人生を歩む」ことができなくなります。
また、もし「母親と父親の夫婦仲が悪い」場合、
「父親の悪口を聞く」カウンセラーの役割を背負わされることもあります。
私の家もそうでした。母親は口を開けばいつも「父親の愚痴」を吐いてました。
そうなると子供(長女)は「不幸な母親を助けないといけない」と思い、
「自分は母親の愚痴を聞くことが存在価値だ」と思ってしまいます。
すると「聞きたくないのに聞かないといけない」というジレンマに苦しみます。
あるある話にあった『「○○しなくちゃ」感が異常』は、
そういった母親の「重たすぎる想い」から来ているのかもしれません。
弟妹が生まれて我慢を強いられる「長女」
弟妹が生まれると、今まで一人っ子だった長女は「お姉ちゃん」になります。
ですが長女は自分で願って「お姉ちゃん」になったわけではありません。
なのに親から「今日からお姉ちゃんだからしっかりしてね」とか、
「弟や妹の面倒を見てね」とか「弟や妹にやさしくしてね」とか言われます。
でも長女だって子供です。お母さんの愛情をたっぷり浴びたい!
なのに弟妹が生まれたとたん、お母さんの愛情は全て弟妹に向いてしまいます。
そうなると、長女は「イケナイことをしても」母親の気を引こうとします。
癇癪を起してみたり、赤ちゃん返りをしたり、弟や妹をいじめてみたり…。
ですがそれでも欲求が満たされない場合は、
やがて「愛されること」をあきらめ「愛されたい気持ち」を我慢してしまいます。
「お姉ちゃんだから」と自分で言い聞かせて、自分の気持ちにふたをしてしまいます。
そして親の手のかからない「いい子」へと育っていきます。
母親も下の子の世話で余裕がないんですよね。
ここで父が母代わりに愛してくれればよかったのですが、
私の父親は仕事で、家にほとんどいなかったです。
なので一人で寂しさを抱えるしかありませんでした。
そのまま大人になると、人間関係にものすごく悩むようになります。
「どうせ私なんか愛されない」とひねくれてしまうんですよね。
ですが親しい間柄になると「私をいつでも愛してくれ!」と願ってしまいます。
なので「人に無関心なふり」をして「人に執着する」という厄介な事になります。
そんな長女が母親になると、夫に「構ってほしいのに構ってくれないから拗ねる」とか、
子供に手を焼きすぎて「親なしでは生きられない依存体質の子」に育ててしまうようです。
いつまでも「見捨てられ不安」に悩まされてしまうんですよね…。
子供は生まれると、まず親子の関係で人間関係を学習します。
その学習した内容で、他人と人間関係を築こうとするそうです。
人間関係がうまくいかないなら、昔が影響しているのかも知れません。
まとめ:事実を受け止め、自分らしい人生を歩もう
「長女はなぜ母の呪文を消せないのか」を読んでも、
あなたの過去が変わるわけでも、あなたの母親が変わるわけでもありません。
『「他人と過去」は変えられない。変えられるのは「自分と未来」』は有名な言葉です。
ただ「長女はなぜ母の呪文を消せないのか」を読めば、
「自分の性格が悪いから」とか「なぜこんな気持ちで悩まされるんだろう」とか、
モヤモヤとした気持ちになったり、自分を責めたりすることは無くなると思います。
人間「あいまいな状態」がストレスの原因になるそうですよ。
自分の性格が「そうなった原因と事実」を受け止めて、
「私って頑張ってきたんだな」と自分をねぎらい、認めるだけでもスッキリします。
母親の「重たすぎる想い」から解放されて、自分らしい人生を歩みましょう。
もう母親の重たい期待を背負って生きる必要はないですよ!
▼自分の性格について「気付き・対処法」を与えてくれるいい本です