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カルビーのフルグラが大好き・3年間毎朝食べている、30代主婦のはつがカエデです。
大学では生命科学を専攻し、食品メーカーで検査員として働いていました。
フルグラって甘くておいしいし、忙しい時や食欲のない時に手軽に食べられるのが助かりますよね。
でも妊婦さんは「フルグラでこんな心配をした」ことありませんか?
結論からお話しするとフルグラは「1日1食・食べる量50g」を守れば大丈夫です。
というのも、フルグラは量を守ればカロリーも糖質も心配するほど高くありません。
牛乳をかけた場合は脂質がやや気になりますが、無脂肪牛乳にすればその点もクリアできます。
この記事では「妊婦さんがフルグラを食べるときの注意点」を、数字を使って具体的に説明していきます。
この記事で使用した栄養成分値は、厚生労働省の以下のデータから引用しています。
妊娠中に「カルビーのフルグラを食べる」時の注意点
- 食べるときは「50g」の量を守る
- フルグラは「1日1食」にする
- そのまま食べるとたんぱく質が不足・牛乳をかけると脂質が気になる ⇒ 解決策は「無脂肪牛乳」
食べるときは「50g」の量を守る
フルグラを食べるときは「50g」の量を守りましょう。
フルグラは食べる量さえ守れは、それほどカロリーや糖質は高くない食品です。
ただ「いくら食べても太らない」「ダイエットに向く」食品ではないです。
「忙しくてご飯を食べる時間もない人が、お手軽に栄養摂取できる食品」です。
つまり栄養がたっぷり含まれている分、カロリーも糖質もそこそこあります。
食べ過ぎればもちろんカロリー・糖質オーバーになります。
なので食べるときは「50gの量」を守ることが大切です。
個人的には「おやつ」としてフルグラを食べるのはおすすめしません。
(菓子パンやケーキを食べるよりはましだと思いますが…)
おやつはもっとヘルシーな物を探しましょう。
私はヘルシーでカルシウムも取れる「アーモンド小魚」をおすすめします。
▼「50g測るのめんどくさい!」方は、スプーン2杯で50g測れるこちらの商品がおすすめです。
フルグラのカロリーはそれほど高くない
フルグラ50gのカロリーは219kcal、牛乳200mlをかけると356kcalです。
一方「毎日そこそこ運動している」妊婦さんの、1日のカロリー必要量は次のとおりです。
- 初期:2050~2100kcal
- 中期:2250~2300kcal
- 後期:2500~2550kcal
フルグラ50gを食べた時「1日に必要なカロリーの、どのくらい摂取することになるのか」気になりますよね。
まとめるとこうなります。
- フルグラ50gだけ食べる:1日に必要なカロリーの9~11%
- フルグラ50g+牛乳200ml食べる:1日に必要なカロリーの14%~17%
つまり「フルグラ50g+牛乳200ml」を食べても、1日に必要なカロリーの14-17%程度だということがわかります。
なのでフルグラのカロリーは「50gの量を守れば」それほど高くありません。
▼「フルグラを食べると太るウワサ」については、こちらで徹底解説しています。
フルグラの糖質はそれほど高くない
フルグラ50gの糖質は31.5g、牛乳をかけると41.5gです。
(牛乳には「乳糖」が含まれているので糖質が増えます)
「毎日そこそこ運動している」妊婦さんの、1日の糖質必要量は次のとおりです。
- 初期:256.25~262.5g
- 中期:281.25~287.5g
- 後期:312.5~318.75g
フルグラを食べた時「1日に必要な糖質の、どの程度摂取することになるのか」気になりますよね。
まとめるとこうなります。
- フルグラ50gだけ食べる:1日に必要な糖質の10~12%
- フルグラ50g+牛乳200ml食べる:1日に必要な糖質の13%~16%
つまり「フルグラ50g+牛乳200ml」を食べても、1日に必要な糖質の13-16%程度だということがわかります。
なのでフルグラの糖質は「50gの量を守れば」それほど高くありません。
▼「妊婦さんの糖質量」についてはこちらでくわしくお話ししています。
▼糖質が気になる方は「糖質オフ」のフルグラもあります。
砂糖の量が小さじ2 ⇒ 小さじ1+2/3程度におさえらえています。
フルグラは「1日1食」にする
フルグラは「朝・昼・晩のどれか1食だけ」にしましょう。
と言うのも、妊婦さんは「バランスの良い食生活」が大切です。
3食フルグラだと栄養がかたよってしまいます。
CalbeeのフルグラHPにも、このように書かれています。
毎日食べても大丈夫ですか?1日3食食べても大丈夫ですか?
(中略)毎日食べ続けていただいてもよろしいかと思いますが、完全栄養食品ではありませんので、1日1食が理想です。また他の食事には、できるだけ沢山の食品を選ぶように心がけてください。(食材の種類が多いほど食事に偏りが無くなります。)
Q&A | フルグラ® | カルビー株式会社 より引用
なので「毎食フルグラ」はおすすめできません。
「朝昼晩のどれか1食にフルグラを食べる」程度にしましょう。
そのまま食べるとたんぱく質が不足・牛乳をかけると脂質が気になる ⇒ 解決策は「無脂肪牛乳」
実はフルグラだけ食べるだけだと、たんぱく質が不足します。
カルビーのフルグラHPにも「牛乳・乳製品などでたんぱく質摂取を」と書かれています。
ですが牛乳をかけると「脂質が倍近く」になります。
そこでおすすめなのが「無脂肪牛乳」です。
無脂肪牛乳だと、脂質をおさえながらたんぱく質を取ることができます。
フルグラだけ食べると、たんぱく質が不足する
フルグラは穀物とドライフルーツで作られています。
つまり「たんぱく源」があまり含まれていません。
フルグラ50gのたんぱく質は「4.1g」です。
妊婦さんの、1日に必要なたんぱく質の量は次のとおりです。
- 妊娠初期:40g
- 妊娠中期:45g
- 妊娠後期:60g
つまり「朝昼晩のどれか1食にフルグラを食べる」場合、たんぱく質が不足します。
フルグラHPにもこのように書かれています。
フルグラだけですと、たんぱく質が不足します。(中略)
たんぱく質を多く含む食品(牛乳、ヨーグルト、豆乳など)や野菜、果物を組み合わせてお召し上がりになることをおすすめいたします。
Q&A | フルグラ® | カルビー株式会社 より引用
カルビーがすすめる通り、牛乳やヨーグルトをかければ、簡単にたんぱく質を摂取することができます。
牛乳200mlをかけた場合「たんぱく質」は10.9gとなり、2.7倍にアップします。
妊婦さんはカルシウム不足でもあるので、牛乳・乳製品は積極的に取りたいところです。
フルグラに牛乳をかけると、1日に必要な脂質量の1/3~1/4くらい摂取することになる
「たんぱく質をとりたいなら、フルグラに牛乳や乳製品をかけて食べるといい」
そう言いましたが、フルグラに牛乳をかける場合、ひとつ気を付けなければいけないことがあります。
それは「脂質」です。
実はフルグラ+牛乳で「1日に必要な脂質量の1/3~1/4くらい摂取する」ことになります。
というのも、フルグラ50gの脂質は7.5gとそれほど高くありません。
ですがそこに牛乳200mlをかけた場合、15.3gと倍になります。
脂質がなぜ倍に増えてしまうのかと言うと、牛乳には「乳脂肪」が含まれているからです。
一方「毎日そこそこ運動している」妊婦さんの、1日の脂質必要量は次のとおりです。
- 初期:45.6~46.7g
- 中期:50~51.1g
- 後期:55.6~56.7g
フルグラを食べた時「1日に必要な脂質の、どの程度摂取することになるのか」気になりますよね。
まとめるとこうなります。
- フルグラ50gだけ食べる:1日に必要な脂質の13~16%
- フルグラ50g+牛乳200ml食べる:1日に必要な脂質の27%~34%
つまり、フルグラ50g+牛乳200mlを食べるだけで、1日に必要な脂質量の1/3~1/4くらい摂取してしまうことになります。
▼「妊婦さんの脂質量」についてはこちらで詳しくお話ししています。
脂質をおさえてたんぱく質を取りたいなら「無脂肪牛乳」がおすすめ
「フルグラだけ食べるとたんぱく質不足だし、牛乳かけると脂質が気になる…どうしたらいいの?」
もしかしたら「フルグラ食べないほうがいいのかな…」と思ってしまう方もいるかもしれません。
安心してください。
「無脂肪牛乳」であれば、脂質をおさえてたんぱく質を取ることができます。
無脂肪牛乳は「生乳から乳脂肪分のほとんどを除去し、乳脂肪分を0.5%未満にしたもの」です。
つまり無脂肪牛乳は、牛乳から乳脂肪分をほとんど取り除いたものです。
牛乳は「乳等省令」によって、牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪乳・成分調整牛乳など名前が厳しく決められています。
(くわしくはこちら:知って納得!牛乳の種類 | 一般社団法人Jミルク Japan Dairy Association (J-milk))
牛乳と無脂肪乳はこれだけ乳脂肪分が異なります。
- 牛乳:乳脂肪分3.0%以上
- 無脂肪乳:乳脂肪分0.5%未満
わかりやすく言うと、牛乳100mlを飲んだ場合、乳脂肪は3g以上摂取することになります。
一方無脂肪乳を100ml飲んでも、乳脂肪は0.5g以上摂取することはありません。
つまり脂質量はこのようにおさえられます。
- フルグラ50gだけ食べる:7.5g
- フルグラ50g+無脂肪牛乳200ml:7.7g
- (フルグラ50g+牛乳200ml:15.3g)
(無脂肪乳の脂質の値は、タカナシ乳業株式会社のおいしい無脂肪乳を使いました。
「タカナシ乳業のおいしい無脂肪乳」の脂質は、200mlあたり0.2gです。)
フルグラだけ食べた場合と無脂肪牛乳をかけた場合、ほとんど脂質量は変わりません。
なので無脂肪牛乳なら脂質を気にすることなく、安心してたんぱく質を摂取できますよ。
牛乳が苦手な方は「脂肪ゼロヨーグルト」でも良いと思います。
カルシウムは妊婦さんに不足しがちな栄養素なので、牛乳・乳製品は積極的に取りましょう。
まとめ
妊娠中に「カルビーのフルグラを食べる」時の注意点
- 食べるときは「50g」の量を守る
- フルグラは「1日1食」にする
- そのまま食べるとたんぱく質が不足・牛乳をかけると脂質が気になる ⇒ 解決策は「無脂肪牛乳」
フルグラは「食べる回数・量」を守って食べれば、カロリー・糖質ともにそれほど高くない食品です。
一方そのまま食べるとたんぱく質不足・牛乳をかけると脂質がちょっと気になるところがデメリット。
無脂肪牛乳や脂肪ゼロヨーグルトを利用して、脂質をおさえつつたんぱく質を摂取するのがおすすめです。
妊婦さんもおいしくフルグラをいただきましょう(^▽^)
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