見ていただいてありがとうございます。
結婚して5年目の30代主婦、はつかカエデです。
私は自分の両親が不仲だったので「夫婦関係」には人一倍気を使っています。
(詳しくは↓こちらでお話ししています)
夫婦の大事なコミュニケーションと言えば「会話」です。
「私が無意識に話している内容で、もしかしたら夫を傷つけたり・不快に思わせているかもしれない」
そう思って「不機嫌な妻 無関心な夫」を読みました。
「あ~…これ私もやってるわ」と気づかされることが多かったです。
夫婦関係を改善・より良くしたいなら、この本を読むととても勉強になりますよ。
「不機嫌な妻 無関心な夫」は、こんなひとにおすすめ
この本を一言で表すとこうなります。
なのでこんな人におすすめです。
♦こじれた夫婦関係を改善したい
- 夫(妻)との「会話の仕方」がわからない
- 「夫婦関係が冷めてきたな」と感じる
- 夫婦関係が悪くなった理由・原因・解決策を知りたい
- 「新婚当時」くらいの関係に戻りたい
♦もっと夫婦関係を良くしたい・円満な家庭を築きたい
- 夫(妻)を怒らせたくない・喜んでくれる会話がしたい
- 夫婦円満でいられる「会話のコツ」が知りたい
「たわいもない会話を楽しめるような、仲のいい夫婦になりたい(戻りたい)」
そんな夫婦やカップルにおすすめの本です。
公式の本の試し読み、要約動画あり
この本を出版している「ディスカヴァーセレクト」では、試し読みと要約動画が見られます。
本の内容が気になった方は、一度見てみてくださいね。
この本の良かったところ5つ
- 「夫婦でもめる話題」が多く取り上げられている
- 夫婦の会話のNG例・NGの理由・改善例がサクッとまとめてある
- 文章が読みやすく、わかりやすい
- 男性が書いた本なので、男性にも本を勧めやすい
- 「良い夫婦関係を築くうえで大切な事」を知ることができる
「夫婦でもめる話題」が多く取り上げられている
夫婦で「もめやすい話題」といえば、次のようなものがありますよね。
- 家事の負担
- 育児の分担
- 義理の両親との関わり方
- 時間とお金の使い方
Twitterを見てると「夫婦関係の愚痴」といえば、↑の内容が大半を占めています。
そんな「もめる会話の例」も、この本では多く取り上げられています。
つまり夫婦で会話していて、イラっとくる「あるあるネタ」がたくさん載ってます。
この本を読んでおけば「知らない間に相手の地雷を踏みぬいていた」という事も防げます。
夫婦円満でいたいなら、この本を読んでおくと非常にためになるでしょう。
すでに「地雷を踏みぬいてしまった方」は、「あっ、ここがいけなかったんだな」と気づかされるかも知れません。
相手をイラっとさせてしまった・傷つけてしまった、そういった気づきも得られる本です。
夫婦の会話のNG例・NGの理由・改善例がサクッとまとめてある
この本は会話や考え方のNG例・改善例ごとに項目分けされています。
- × 相手を家族と思う
- ○ 相手を他人と思う
- × 「〜やってよ!」と指示する
- ○ 「〜やってくれる?」と頼む
そして項目の中は、このような順番で話が進みます。
- NG会話の具体例(どんな会話がいけないのか)
- 会話のダメな理由(相手は「その会話」でどう思うのか)
- 解決策(どのように話したらいいのか・接したらいいのか)
つまり、この本を読めば「会話のNG理由と改善策」がサクッとわかるようになっています。
「相手にこう言ったらダメで、こう言ったら良いんだな」と言うのが、すぐ理解できます。
なので本を読んだ次の日からでも「ここはこう言ってみよう」と、会話・考え方の改善策を実践できます。
「トラブルシューティング」のように、自分と関係ありそうなところだけ読んでもOKです。
文章が読みやすく、わかりやすい
この本は五百田 達成(いおた たつなり)さんという、男性の心理カウンセラーの方が書いています。
五百田さんは心理カウンセラーになる前に、角川書店で編集者だった職歴があります。
さらにこの本以外にも数冊出版されており、noteにも数多くの記事を投稿されているんです。
なので本の内容も論理的に書かれており、とてもわかりやすいですよ。
無駄な文章がなく、シンプルに要点だけがまとめられています。
男性が書いた本なので、男性にも本を勧めやすい
この本は男性著者という点で、こんなメリットがあります。
それは妻が夫に「この本読んでほしい」とすすめやすいことです。
というのも、夫婦関係をよくするためには「どちらかが読む」のではなく、2人同じ本を読んで話し合うことがより効果的です。
「ここはこう思った」「これは取り入れよう」と話し合っていくことで、夫婦の価値観や考え方をすり合わせていけるからです。
もし女性が書いた「夫婦関係の本」だと、こうなる可能性があります。
「女性が書いた本なら、女性の都合の良いようにしか書いてないだろうし…」
こんな風に言い訳されて、本を読まれない可能性があります。
でも男性が書いた本なら、その言い訳は通用しません。
つまり「男性の心理カウンセラーが書いた本だし、男性の目線から書かれているよ。だから一緒に読んでみない?」
…と持ち掛けやすいのが良いところです。
「良い夫婦関係を築くうえで大切な事」を知ることができる
この本の最後の方に、このような文章が書かれています。
私も「夫婦関係がうまくいくための結論はこれだ」と思いました。
めちゃくちゃ納得しました。
夫婦すれ違っているなら、会話をしながら、すれ違いを戻していけばいいんです。
会話ができないから夫婦関係もうまくいかなくなるんです。
つまり会話をするという事は、夫婦関係を良くするための大事なコミュニケーションです。
それをおざなりにしたり、無視したりすると必ずどこかでボロが出てきます。
会話をするというのは夫婦関係を良くするために「必要で大事なこと」
あなたもこの本を読めば、「夫婦の会話の大切さ」に気づかされると思います。
この本のいまいちだったところ3つ
- ところどころ「理解できない」所がある
- 「ちょっと言い過ぎでは・やりすぎでは」と思う所もある
- タイトルが惜しい
ところどころ「理解できない」所がある
本の内容で「私はちょっと理解できないな」と思う所がいくつかありました。
- 「07 ほめる」
本当はそう思ってなくても構いません、ウソでもいいのです。 - 「14 ピンチ」
(神棚など)目に見えない第三者に自分たちは見られている、守られているという感覚が、自然と襟を正させ、同時に安らぎをもたらしてくれます。 - 「23 叱る」
自分に「キャラ」を憑依させること。何かの役になりきって、その役に言葉を言わせるのです。 - 「49 世間と夫婦」
同じ敵を持つ同士として結託すれば、簡単に味方同士になることができる。
上の内容は「えっ、それでいいの?」「これはちょっとどうなの?」と思ってしまいました。
本心から言ってない「お世辞」は、ウソだとバレちゃいますよ。
「ちょっと言い過ぎでは・やりすぎでは」と思う所もある
♦「ちょっと言い過ぎでは」と思ったところ
「仕事で疲れても、家での義務を果たす」
仕事で疲れ切って、そんな気力はない
⇒働き方・仕事の方に問題がある、一刻も早くそちらを改善すべき
理想的にはそうなんだろうけど、簡単にはそういかないよなと思ってしまいました。
♦「ちょっとやりすぎでは」と思ったところ
「夫婦・家族タイム」に仕事をする場合は、その許可をするのがマナー。
相手にきちんと「副業申請(仕事をすると申請)」しないといけない
うーん、家でも「仕事している」ような気になって心が休まりませんね…。
本に書かれたことを全てを取り入れるのは難しいかもしれないです。
タイトルが惜しい
この本のタイトルは「不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方」です。
でもこのタイトル、私は損している気がするんですよね。
というのも、「不機嫌な妻 無関心な夫」の文字が大きく表紙に書かれています。
どうしてもその文字だけが目についてしまいます。
すると「私、別に不機嫌じゃないし」「オレ、無関心じゃないし」という風に、他人事のようにとらえられるのではないかと思うんです。
「うまくいっている夫婦の話し方」の方が本の内容に合っている気がします。
こちらのタイトルだけでよかったのでは…と思ってしまいました。
有名な本「話を聞かない男、地図が読めない女」のパロディかなと思うのですが、合わせなくてもよかったのになと思います。
この本で印象に残った文章
次の文章が気になった人は、ぜひ本を読んでみてください。
きっと「面白いな!」「なるほど!」と思いますよ。
- 妻は母親ではないし、夫は父親ではない
- 相手にやってもらう以上は文句やアドバイスは一切言わない
- 「なんでもいい」は他人事にしている証拠
- 「相手がいないことろで悪口を言う」「第三者がいる場で相手の悪口を言う」。どちらも卑怯なコミュニケーション
- 結婚は企業。親会社とは適度な距離を保つ
- お互いの時間とお金は「共有財産」
- 「仕事だから」は免罪符にならない
- もっと大事に思ってもらいたかったら、自分から相手をもっと大事に思う
- 価値観が違った時にきちんと話し合えないから、うまくいかなくなる
まとめ
「不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方」
♦良かったところ5つ
- 「夫婦でもめる話題」が多く取り上げられている
- 夫婦の会話のNG例・NGの理由・改善例がサクッとまとめてある
- 文章が読みやすく、わかりやすい
- 男性が書いた本なので、男性にも本を勧めやすい
- 「良い夫婦関係を築くうえで大切な事」を知ることができる
♦いまいちだったところ3つ
- ところどころ「理解できない」所がある
- 「ちょっと言い過ぎでは・やりすぎでは」と思う所もある
- タイトルが惜しい
「こんな会話をすると、相手はどう受け取ってしまうのか」
それを第三者的立場で教えてくれる、気付きを与えてくれる本です。
(私も「これやったわ」と、気づかされる所がたくさんありました)
この本を読んで会話・考え方を改善すれば、パートナーとの関係がよりよいものに変わっていくと思いますよ。
AmazonのAudible(オーディブル)では、この本を音読してくれます。
聞き流すだけで本の内容を頭に入れることができます。
会員登録後の最初の1冊は、なんと無料!
いつでも退会できるので、ぜひお試しください。
\「不機嫌な妻 無関心な夫 うまくいっている夫婦の話し方」を聞いてみる/
▼「夫婦仲が悪い場合、子供にどう影響するか」については、こちらで詳しくお話ししています。