見ていただいてありがとうございます。
大学で生物学を専攻していた30代主婦、はつがカエデです。
私、過去に「カンピロバクターによる食中毒」になりました。
原因はおそらく「私の作った鶏ももステーキ」が原因です。
激しい腹痛・水のような下痢に数日悩まされて、ほんとにつらかったです。
「カンピロバクターなんて聞いたことないし…」と、他人事のように思われるかもしれません。
でも流通している鶏肉の4割から6割にカンピロバクターが付着しているという事実、ご存知でしょうか?
鶏肉の加熱不十分、調理器具の使いまわし(二次感染)などで、誰でも起こりうる食中毒なんですよ。
この記事では
- 私がカンピロバクターに感染した時の症状・原因
- カンピロバクターについてサクッと説明
- カンピロバクターの食中毒を防ぐための対策
をお話しします。
カンピロバクターの経験談
私が高校生の時、カンピロバクターに感染しました。
(しかも私の兄弟も一緒に感染しました)
まぁほんとに辛かったですよ…(^_^;)
どんな症状に悩まされたのか、食中毒の原因は何だったのか、私の話をお話しします。
カンピロバクターの食中毒症状:激しい腹痛・下痢
数日間こんな症状に悩まされました
- 激しい腹痛
- 水のような下痢
- 38度くらいの発熱
- 体のだるさ
特に「激しい腹痛・水のような下痢」がとにかくつらかったです。
「おなかにもう何も入ってないくらい出たのに、出したくなるくらいの腹痛・下痢」におそわれます。
数日間、トイレとお友達状態です。
病院に行くと、綿棒のようなもので肛門から検体(便)採取をされます。
もう二度とあんな体験したくないです(^_^;)
カンピロバクターになった原因は「鳥」
何で食中毒「カンピロバクター」に感染したのか、大体の予想はついています。
おそらく「鳥」が原因です。
カンピロバクターに感染した「いきさつ」はこうです。
私が高校生だったころ、家で「鳥」を飼育していました。
鳥小屋の掃除をした後、ちゃちゃっと手洗いを済ませてから、兄弟に「鶏モモのステーキ」を作ってあげたんです。
しかもその鶏ももステーキは、中まで火が通ってなかった記憶があります。
その後私と兄弟はそろって「カンピロバクター」に感染しました。
つまり「鳥小屋掃除の後、鶏料理をした」事が原因です。
- 鳥小屋の掃除をした後の手洗いが不十分だった
- 鶏モモのステーキに、ちゃんと火が通ってなかった
どちらかが原因だと思いますが、私の作った「鶏ももステーキ」が原因なのは間違いなさそうです。
(私の料理を食べなかった両親は、食中毒になりませんでした)
食中毒菌「カンピロバクター」の事をサクッと調べてみた
私は大学で生命科学を専攻していました。
授業の中で「カンピロバクター」の事も学びました。
「こいつのせいで…!」と思いながら勉強していたのを覚えています(笑)
見てくれているあなたにも「カンピロバクター」のことをわかりやすく説明したいと思います。
感染しないように気を付けてくださいね(^_^;)
カンピロバクターがいる場所
ウシ、ブタ、ヒツジ、ニワトリ、イヌ、ネコ、ハトなどの動物の消化管内
鶏の消化管内に比較的高い率で生息している
(東京都が調査したところ、流通している鶏肉の4割から6割にカンピロバクターが付着している)
カンピロバクターの特徴
少しの菌で食中毒が起きる(数百個程度)
食品にカンピロバクターが付いている場合には、味見程度の量を食べただけでも発症する可能性がある
カンピロバクターの症状
下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感
比較的予後は良好で、多くの患者は1週間ほどで治る
カンピロバクターの感染原因
生・加熱不足の鶏肉を食べる
鶏肉に触れた調理器具からの二次汚染
カンピロバクターの潜伏期間
潜伏時間が1~7日間とやや長い
(潜伏期間…食中毒菌を食べてから発症するまでの時間)
カンピロバクターはうつる?
- カンピロバクターはヒトや動物の腸管内でしか増殖しない
- カンピロバクターは加熱や乾燥に弱く、通常の大気中でも生存できない
つまり、感染症のように人から人へうつることはほどんどない
カンピロバクターは冷凍すると死滅する?
冷凍した鶏肉からもカンピロバクターは検出されているので、完全に死ぬことはない
カンピロバクターはどのくらい加熱すれば死滅する?
中心部を75℃以上で1分間以上加熱
(肉の中心部の色が桃色から白く変わるまで加熱すれば、ほぼ死滅する)
カンピロバクターの対策:十分加熱・手洗い・二次感染を防ぐ
カンピロバクターは「熱や外気に弱い・少量の菌でも食中毒になる」のが特徴です。
カンピロバクターの食中毒を防ぐには、次の対策がおすすめです。
♦加熱:中心部を75℃以上で1分間以上加熱
(肉の中心部の色が桃色から、白く変わるまで加熱)
♦手洗い:液体石けんでの2度洗いがおすすめ
(手指についている菌を1000分の1以下まで減らすことができる)
♦二次感染を防ぐ
- 鶏肉を触った手で、他の調理器具を触らない
- 鶏肉に触れた調理器具を使いまわさない
- 鶏肉に触れた調理器具は洗剤で洗った後、熱湯をかけて消毒し、十分に乾かす
- 冷蔵庫内で「鶏肉や鶏肉から出た汁」が、他の食品に付着しないよう、分けて保存する
液体せっけんは「キレイキレイ 薬用 キッチン泡ハンドソープ」がおすすめです。
手についた「肉のベタベタあぶら汚れも」スッキリ落ちますよ。
二次感染予防には「まな板を肉と野菜用に分ける」のも効果的です。
京セラのまな板は「熱湯消毒・除菌漂白OK」です。
まとめ
カンピロバクターの食中毒になると、本当につらい思いをします。
私は二度と体験したくありません。
カンピロバクターは目に見えませんし、匂いを嗅いでもわかりません。
料理を出される側が「カンピロバクターがいる」ことを予測するのはほぼ不可能でしょう。
なので料理する人が「食中毒に感染しないよう気を付ける」ことが大切です。
私も「カンピロバクターによる食中毒」の辛い体験から、かなり気を付けるようになりました。
十分に加熱・手洗い・二次感染予防をして、食中毒「カンピロバクター」から家族を守りましょう。
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