閲覧ありがとうございます。主婦のはつがカエデです。
5歳の幼稚園年中の娘を育てています。
ふわふわとちくちくは4~7歳向けの本で、
「適切な言葉を選ぶ力」を身につけるための本です。
ことばには「相手を元気づける」ものと、逆に「傷つける」ものもあるのだと、
子供にわかりやすく説明してくれている本です。
最近の動画は「言葉づかいが荒い」ものも多く、子供がマネしている事もありますよね。
『最近言葉がキツイな』『どこでそんな言葉覚えてきたんだろう…』と感じた時は、
「ふわふわとちくちく」を読み「ことば選び」について、学んでみてはいかがでしょうか?
対象年齢は4~7歳
ふわふわとちくちくの「保護者のみなさんへ」では、このように書かれています。
本書は、おもに4~7歳のこどもが、【ことば選び】について楽しく学ぶための絵本です。
なので4~7歳のお子さんに読んであげるといいでしょう。
4~6歳頃になると、自分と同じく「お友だちにも心がある」ことに気づくのだそうです。
(ちなみに3歳未満には「相手にも心がある」ことを理解するのが難しいそうですよ)
ことばによって相手を「元気づける」「傷つける」こともあると理解するためにも、
小学校に入る前に読んであげると良いかもしれません。
言葉選びの目安が「ふわふわとちくちく」
日常生活は、色んな言葉であふれていますよね。
そんな中、この本では言葉を「ふわふわ」と「ちくちく」に分けて考えます。
相手の心が元気になったり、楽しくなったりする言葉が「ふわふわことば」
ふわふわことば…よかったね、だいじょうぶ、がんばって
一方、相手の心が痛くなったり悲しくなったりする言葉が「ちくちくことば」
ちくちくことば…うるさい、あっちいって、きらい
ことばには「ふわふわ(励ます)」と「ちくちく(傷つける)」するものがある。
どんな言葉が「ふわふわことば」「ちくちくことば」なんだろうか。
そして「ちくちくことば」を使えば、あいても「ちくちくことば」をつかいたくなる。
逆に「ふわふわことば」を使えば、あいても「ふわふわことば」をつかってくれる。
「どっちの方が良いかな?」と自分で考えてもらいます。
そして相手の気持ちに寄り添った「ふわふわことば」を使えるようになる、
相手を思いやる心を育てることが「ふわふわとちくちく」の目的なのだそうです。
つい本音を言っちゃう幼児期だからこそ
5歳の年中娘と暮らしていて感じていることなのですが、
娘の頭の中に「オブラートに包む」なんて言葉はありません。
「じゃま!」「あっちいって!」「ちがう!」「なんで~してくれないの!」
どれもキツイ言葉を使ってきます。最後に「!」が付く言葉ばかりです。
それを聞いている側はやっぱり嫌な気分になってきますよね。
ですが幼児期は「自分の気持ちをそのまま相手に伝える」事しかできません。
「その言葉で相手がどう感じるのか」までは頭が回らないからです。
だから「ドストレートに言葉を投げつけてくる」んですよね。
「相手の気持ちが徐々にわかるようになる」のは4歳頃からとも言われています。
なので「ふわふわとちくちく」を読むことで、このような事を理解してもらいます。
- ことばには「ふわふわことば」と「ちくちくことば」がある
- ちくちく言葉を自分が言われたら、どう思うだろうか?
- じゃあ相手に言う言葉はどちらが良いのだろうか?
このように「言葉選び」について、子供と一緒に順番に考えます。
簡単な「ことばえらびクイズや迷路」も5つ用意されています。
こどもが「楽しい!」「できた!」と感じながら読み進めることができます。
「自分が選んだ言葉で、相手の気持ちが変わる」ことを理解し、
お友達と仲良くいるためには「ふわふわことば」を増やしたほうがいいと感じてもらう。
こどもに「適切な言葉を選ぶ力」を学んでもらうためにいい本だなと思いました。
最近の動画では、パフォーマンスのためか「相手をののしる、下に見る言葉」が多いです。
「うるせぇ」「おまえ」「バカだろ」「そんなこともわかんねぇの」など。
その言葉で「相手はどういう気分になるのか」考えてもらうためにも、
子供と一緒に読んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
ふわふわとちくちくは4~7歳向けの本です。
「適切な言葉を選ぶ力」を身につけるために読んであげるといいでしょう。
ことばには「相手を元気づける」ものと、逆に「傷つける」ものもあるのだと、
子供にわかりやすく説明してくれている本です。
『最近言葉がキツイな』『どこでそんな言葉覚えてきたんだろう…』と感じた時は、
親子で「ふわふわとちくちく」を一緒に読んで、
子供と一緒に「ことば選び」について、考えてみてはいかがでしょうか?
お友達と仲良くいるためにも「ことば選び」は大切です!