閲覧ありがとうございます。主婦のはつがカエデです。
娘はいわゆる「繊細さん」です。年少から登園しぶりもしています。
5人に1人の割合で、HSC(ひといちばい敏感な子)が存在します。
良くも悪くも「敏感」なため、外の世界は刺激的だけど疲れることもあるようです。
さらにはHSCにはHSS(外向的な刺激を求めるタイプ)の子もいます。
ですがどちらのタイプでも「敏感なので不安定になりやすい所」は同じです。
もしあなたのお子さんが「傷つきやすくて、どう接したらいいか分からない」
「厳しく叱りつけたら、手が付けられなくなった」と私と同じように悩んでいるなら、
ぜひこの記事を読んでもらいたいなと思います。
▼「HSCの子の自己肯定感を育む大切な10のこと」が書いてあります
▼HSCの子をどう育てていけばいいか、具体的に知りたい方はコチラ
感受性が豊かで、すぐ「疲れる」と言う娘
5歳の娘は、昔からこんな兆候がありました。
【赤ちゃんの頃】
- 昼寝も少なく、夜もあまり寝ない子だった
- 光や音のちょっとの刺激で起きてしまう
- 母親が機嫌悪いと娘も機嫌が悪かった
- 暗い所が怖い・ニオイに敏感
- 母親が少しでも離れると絶望した様に泣く
【幼稚園の今】
- 正義感が強い(ケンカはだめだと思っている)
- 悲しんでいる子に寄り添う、優しい
- 自然(特に花)や生き物が好き
- 登園しぶりがある(幼稚園が楽しくない)
- 嫌いな子はとことん嫌い
- 外遊びより創造することが好き
- 人混みが苦手でよく「疲れた」という
- 集団遊びが苦手
- 服や手が汚れるのを嫌がる
- 就寝時は「お母さんも一緒に寝ないと」寝れない
- 親の機嫌をすぐ察知する
- ちょっとのケガ・体調不良でも騒ぐ
- 靴に砂が入る、服がチクチクするとすごく気にする
娘はよく「幼稚園疲れる、めんどくさい、行きたくない」と言います。
私は「何に疲れるのか、どうして行き渋ってしまうのか」理解できなかったんです。
色々調べていくうちに「HSC(Highly Sensitive Child)」という言葉に出会いました。
HSCは「ひといちばい敏感な子」と呼ばれます。(大人になると「HSP」になる)
休日も外に出て、色んな所を出歩くより、
家の中でマインクラフト(ゲーム)しているのが好きな子です。
ただ人が好きで、好奇心旺盛、飽き性と言う面もあります。
なので「完全に内にこもっている」と言うタイプでもありません。
繊細さんな子供(HSC)かどうか特徴をチェック
「HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子」の
P33に「HSCのチェックリスト」があるので載せておきます。
13個以上当てはまるなら、お子さんはおそらくHSCかもしれません。
- すぐにびっくりする
- 服の布地、くつ下の縫い目、服のラベルがチクチクするのを嫌がる
- 驚かされるのが苦手
- しつけは強い罰より、優しい注意の方が効果がある
- 親の心を読む
- 年齢の割に難しい言葉を使う
- いつもとちがうにおいに気づく
- ユーモアのセンスがある
- 直観力に優れている
- 興奮した後はなかなか寝付けない
- 大きな変化にうまく適応できない
- たくさんの事を質問する
- 服が濡れたり、砂がついていたりすると、着替えたがる
- 完璧主義である
- 誰かがつらい思いをしていることに気づく
- 静かに遊ぶのを好む
- 考えさせられる深い質問をする
- 痛みに敏感である
- うるさい場所を嫌がる
- 細かい事(物の移動・人の外見の変化など)に気づく
- 石橋を叩いて渡る
- 人前で発表する時には、知っている人だけの方がうまくいく
- 物事を深く考える
私の娘は16個当てはまったので、おそらくHSCでしょう。
また「HSCに関連する遺伝子」も見出されているため、
親がHSPなら、もしかしたら子供もその傾向を受け継いでいるかもしれません。
実際に私も夫も、おそらくHSP(繊細さん)の傾向があります。
HSCは障がいではないですが、良くも悪くも感受性が強い子。
なので外や幼稚園は、刺激が強くて疲れてしまうみたいです。
HSCは世界で男女問わず、5人に1人の割合で存在します。
「5人に4人の割合で存在する非HSC」をあたりまえとする社会では、
敏感で、気の利くHSCはストレスを感じやすく、疲れやすいのだとか。
だから娘もよく「幼稚園は疲れる」と言って休みたがるのだと思います。
「刺激を求めるけど繊細さん」HSS型HSCの子もいる
さらにHSC中30%にはHSSという「刺激を求めるけど繊細さん」がいます。
「ひといちばい敏感だけども、好奇心旺盛で刺激を求めに行く」ので、
外向的だけども「繊細さん」なんです。
特に子供の場合、外ではHSP、家ではHSSの傾向が出てくるそうです。(大人は逆)
私の娘もおそらく「HSS型HSP」だと思います。
(HSS=High Sensation Seeking)
外では「おとなしくて慎重派」なんですけど、
家の中では「じっとしていられない行動派」になります。
理解できるまでは、ただの「内弁慶」かと思っていました。
HSS型HSPはこんな傾向があるそうです。
- かんしゃくが激しい
- 文句が多い。大げさに騒ぐ
- ちょっと注意しただけで逆ギレ
- うまくいかないと八つ当たり
- 被害妄想的に取る
- 過度に落ち込む、傷つく
- 試し行動をする(そんなの言うなら出ていくよ!など)
そして親がイライラしていると、HSCの子はそのイライラを感じ取り、
「親に気持ちをわかってもらえない、否定されている」と感じて、
より逆ギレしたり、意地をはったりするのだとか。(私の娘もそうです)
その時は親がまずクールダウンして、気持ちに共感してあげると、
子供も落ち着いて、コミュニケーションがとれるようになるそうです。
確かに私の娘も、お互いケンカした時は物理的距離をとって、
冷静になってから話し合うと、すんなり仲直りすることが多いです。
「カッとなって叱りそう」になったら、離れた方が良いかも。
子供が繊細だとお母さんが疲れる
「刺激を求めないHSP(非HSS型)」でも、
「刺激を求めるけど繊細であるHSP(HSS型)」でも、
どちらも「ひといちばい敏感」だからこそ、不安になりやすいです。
なので「安心を求めて」お母さんのそばから離れない事もあるみたいです。
保育園・幼稚園の「登園しぶり」、不登校はそれが原因かもしれません。
「原因不明の不登校の8~9割がHSCではないか」という説もあるそうです。
ただ「不安がる子供を受け止める」お母さんも大変です。
女性はただでさえ不安を感じやすい体質ですし、
生理周期でホルモンバランスが乱れて、イライラ・不安を感じる時もありますよね。
自分の不安に加え、子供の不安まで受け止める「心の余裕」が必要とされている…。
親としてなかなか高度な事を求められているなって思います。
私は「パニック・不安障害」を患っており、
さらに両親の育児の援助もないので、余裕のない時は本当にキツイです…。
繊細な子供(HSC)の育て方が学べる本
ですが「自分の子がHSCかもしれない」とわかったら、
どう接したらいいか、ある程度道筋ができてスッキリできると思います。
山登りも「目的地がわからず登り続ける」より、
「目的地がハッキリわかっていて登る」方がラクですよね。
分からないモヤモヤが晴れるだけでも、ずいぶん気持ちが変わります。
それに「私のしつけがなってないからかな」「甘やかしすぎてるのかな」とか、
子供の事で自分を責めなくても良くなりますよ。
HSCの子の子育て本には、先ほども紹介しました、
「HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子」がおすすめ。
心療内科医の方が書いており、絵が多めで、文章もとても読みやすいです。
HSCの子は「ひといちばん敏感」なので、
HSCの子に「しつけとして厳しく接する」のは逆効果なのだそうです。
なので「注意するなら優しく」「褒めて伸ばす」事が大切です。
子供も「十人十色」なら、子育ての仕方も「その子に合う合わない」があります。
なのでもし「うちの子HSCかな?」と思ったら、読んでみてほしいなと思います。
▼「HSCの子の自己肯定感を育む大切な10のこと」が書いてあります
▼HSCの子をどう育てていけばいいか、具体的に知りたい方はコチラ
まとめ
「うちの子だけなんで…?」「他の子は何ともないのに…」
私自身そう悩み、苦しんだことは、数えきれないくらいたくさんあります。
ですがHSCという「生まれ持った気質」はその子だけの物ですし、
HSCの気質は親のせいでも、その子のせいでもありません。
「短所は裏返すと長所でもある」は有名な言葉です。
なので「ダメなところを治すために厳しくしつける」のではなく、
「短所も優しく受け入れつつ、長所を伸ばして育てていく」
それがHSCの子育てには大切なのかなって、今では思えるようになりました。
お互い大変ですが、マイペースに子供と向き合っていきましょう。
▼「HSCの子の自己肯定感を育む大切な10のこと」が書いてあります
▼HSCの子をどう育てていけばいいか、具体的に知りたい方はコチラ