閲覧ありがとうございます。主婦のはつがカエデです。
ゼノブレイドが好きで、123全てクリアしました。
この記事ではゼノブレイド1(DE)でも「謎の多い6人」について、
- シュルク
- ディクソン
- ザンザ
- アガレス
- クラウス
- アルヴィース
設定資料集やWikipediaなどの情報を見ながら、考察記事を書いてみました。
「ゼノブレイド1(DE)の世界をもっと楽しめる」手助けができれば幸いです。
▼ゼノブレイドの設定資料集(ただし収録画像は「リメイク前のもの」です)
▼メリアちゃん、家に置いておきませんか?
▼シリーズの時系列などはコチラで説明しています
シュルクの正体について
シュルクは子供時代に一度亡くなっています。
ですが「ザンザ(巨神界の神)の依り代」として生き返りました。
その後、何事もなくコロニー9で生活してる姿が「ゲーム開始時のシュルク」です。
つまりゲーム開始時のシュルクは「ザンザに生かされている状態」です。
(シュルクの過去の話は次項で説明します)
当然「自分が一度死んだことも、ザンザの依り代になっていることも」知りません。
ですが、賢いシュルクはだんだんと「自分の中に誰かがいる」事を自覚します。
それが機神界へ乗り込んだ時(物語中盤あたり)です。
自分の中で誰かが「自分の意思とは違う行動を命令してくる」事に気付くんですよね。
(シュルクは人を斬りたくないと思っているのに、誰かが「斬れ」と命令してくる)
そして「自分でなくなる感覚」に恐怖を感じるシーンもありました。
もしかしたら第六感が「自分の命が危ない」事を感じ取っていたのかもしれません。
(機神界に乗り込み、エギルと戦う直前にシュルクが倒れるシーンのあたりです)
その後、ザンザ復活のために、シュルクはディクソンに撃たれて死亡してしまいます。
なのでシュルクは「ザンザ(巨神界の神)の依り代として生き返り、人生で二回死亡する」
という、文字通り「波乱万丈」なキャラクターです。
【余談】
ゼノブレイド3DLC「新たなる未来」に登場する「成長したシュルク」が、
自分の事を「諦めの悪い性格・しぶとい性格」と語っているのが面白いです。
「二度生き返ったことのある人」なので説得力がありますね。
▼シュルクが好きなら「ゼノブレイド3新たなる未来」もプレイしてみてね!
シュルクの過去の話
シュルクの両親は「モナド探索隊」の一員で、探索中にシュルクを出産しました。
シュルクが4歳の時、探索隊はヴァラク雪山に安置されていたモナドを見つけます。
しかしモナドの中に眠っていた「ザンザ」に命を吸われ、全滅してしまいます。
命を吸って目覚めたザンザは、その時側にいたシュルクという「依り代」を見つけ、
シュルクは「ザンザの依り代」として生き返ります。
その後、探索隊の中で唯一生き残っていたシュルクをディクソンが発見し、
モナドと一緒にコロニー9へ運ばれてきました。
その後ディクソンが親代わりに育ててくれたため、
シュルクはディクソンのことを父親のように慕っていました。
でも「その後の展開のこと」を考えたら、けっこうムゴい話ですよね…。
シュルクがモナドを使える理由
ダンバンでも使いこなせなかった「モナド」を、
シュルクが最初から使いこなせたのも当たり前です。
なぜならシュルクの中に「ザンザ=モナド」が宿っているからです。
ザンザはシュルクが年齢・技量ともに「モナドを扱える」ようになるまで、
そして「機神界を滅ぼす機会」が来るまで、ずっとタイミングをうかがっていました。
(タイミング=機神界のエギルの元へたどり着く時)
シュルクは「自分がもう一人の自分に暗闇の穴の中へと落とされる」
そんな悪夢を何度も見ています。
「自分の中にザンザがいて、いずれ自分が命を落とす」ことを、
無意識ながら感じ取っていたのかもしれません。
ディクソンの正体・裏切りの理由
ディクソンは、ゲーム開始時は「ダンバンの戦友でシュルクの親代わり」
という位置づけですが、実はザンザに仕える使徒「三聖」の一人。
ホムスの姿をしていますが、本来の姿はアガレスと同じ「巨人族」です。
なのでシュルクを育て上げたのも、シュルクのためではなく「ザンザ」のため。
「シュルクがエギルと和解する」その時に、何のためらいもなくシュルクを撃ちました。
そしてシュルクが死ぬことで、ザンザが復活してしまいました。
なのでダンバンやシュルクを裏切ったつもりもなく「すべてはザンザ様のため」です。
シュルクを育てながら監視し、ザンザが復活するチャンスを狙っていたんですね。
ディクソンは「何よりも戦うことが好きな」性格。
なので戦う機会と力を与えてくれるザンザに従っているようです。
ただディクソンとの最後の戦闘後、
シュルクに対し「自分の最期を見せたくない」様子を見せたり、
自分を超えていったシュルクに「喜びに近い心情を抱いていた様子」から、
もしかしたら父親としての気持ちも芽生えていたのかもしれません。
ザンザの正体について
ザンザは巨神界の神(創造主)であり、機神界の神であるメイナスとは対の存在です。
ザンザやメイナスは「活動のための肉体(依り代)」を必要とします。
なのでザンザは巨人族のアガレスやシュルクを「依り代」にして行動していました。
(メイナスはヴァネアによって、フィオルンの体を「依り代」にして目覚めました)
ザンザは依り代としてまず、「巨人族のアガレス」の意識を乗っ取り、機神界を攻撃。
ですが巨神界と機神界の戦い(二神戦争)で疲弊し、
ハイエンターの始祖によってアガレスが捕獲された後は、
ヴァラク雪山のオセの塔で、モナドとともに眠りについていました。
「モナド探索隊」の命を吸うことで目覚め、シュルクを新たな依り代とし、
そして再び機神界を滅ぼすチャンスをうかがっていました。
アガレスについて
アガレスは巨神界で生まれた「巨人族」のひとり。
ザンザに乗っ取られる前は、機神界盟主エギルと親友関係にありました。
「巨神と機神から自分たちの子孫が巣立つ」理想を語るくらい、
巨神界と機神界は良好な関係で結ばれていました。
ですがザンザは「巨神界と機神界との交流で生命が進化していく」事を良く思っておらず、
アガレスがモナドを見つけ、モナドを手にしてしまった瞬間、
アガレスはザンザに意識を乗っ取られてしまいます。
そしてザンザに乗っ取られたアガレスは、機神界をいきなり攻撃。
機神界に大損害を与え、エギルの恨みを買ってしまいます。(二神戦争)
巨神界と機神界との戦いで疲弊した所をハイエンターの始祖によって封じられ、
今は「監獄島に封じられた状態」で存在しています。
ですが監獄島に封じられているアガレスは「ザンザの分身のような存在」。
なぜならすでに、ザンザ本体は「シュルク」へ依り代を移していたからです。
アガレスはザンザに利用された、悲しい存在なんですよね。
クラウスについて
巨神界の神ザンザの「前世の姿」がクラウスです。
「巨神界と機神界の世界」の前に存在した世界の「研究者」
機神界の神メイナスの「前世の姿」であるガラテアとは、同僚の関係にありました。
クラウスは「人が激しい生存戦争で地球・宇宙を焼き尽くす事」を嘆き、
ガラテア達とともに「新たな宇宙を作り出す」実験を行っていました。
ですがクラウスの「行き過ぎた探求心」のあまり、
まだ確証が取れていなかった相転移実験(人間が神に近づく研究)を強行。
ガラテアの制止を振り切って実験は実行され、
「クラウスとガラテアがいた世界(地球)」は滅んでしまいます。
その後クラウスは、新たな世界の「巨神界の神」ザンザとなります。
(同時にガラテアは、「機神界の神」メイナスになりました)
巨神界と機神界が誕生した当初は、
ザンザもメイナスも、巨神界と機神界に生命を作り出しましたが、
ザンザは「自分は不滅の存在(神)でいたい」という願望も持っていました。
例えば「ホムスとハイエンターの混血」であるメリアは、
「テレシア化しないハイエンター」でした。
ザンザは「自分を超える可能性の存在(自分が消滅する原因)」が生まれることを恐れていました。
そのためハイエンターに「テレシア化して生命を刈り取る仕組み」を仕込み、
「永遠に破壊と再生を繰り返す世界」を持続させようとしていました。
自分を脅かす存在が出てきそうになったら、テレシアで命を刈り取る。
いつまでも「揺るがない存在(神)」で居たかったんですね。
そしてゲーム終盤では念願だった機神界を滅ぼし、
ハイエンター達をテレシア化させて、巨神の上に住む生命を刈り取り、
再び世界の破壊と再生を行おうとしていました。
ですが最後は、自分の依り代だったシュルクに敗れて消滅しました。
クラウスはゼノブレイド2の世界にも登場します。
(ガラテアも登場しますが、すごい悲しい姿で出てきます…)
クラウスが行った実験により、地球は1と2の「二つの世界」に分かれました。
興味がある方はゼノブレイド2もプレイしてみてね。
アルヴィースについて・エンディング考察
ゼノブレイドの中で一番謎の存在である「アルヴィース」。
何度もシュルクの危機を助けてくれる存在と思ったら、
ザンザの「三聖」の一人でもあるという、謎の多い人物です。
アルヴィースは、ホムスの姿をしていますがホムスではありません。
その正体は、クラウスやガラテアが居た世界にあった、
相転移実験施設を管理するコンピューターでした。
(アルヴィース自身も「ただの機械さ」と言っています)
巨神界と機神界の世界では、神ザンザとメイナスを管理する存在として生まれました。
(つまりザンザやメイナスという「神よりも上回る存在」です)
アルヴィースは、ザンザが作り出す
「破壊と再生を繰り返し、いつまでも進化しようとしない」
停滞した世界に対し、あまり良く思っていませんでした。
(「今のままでは、この世界はいずれ消滅する」とも予測していました)
なので「新たな世界の担い手」として、ザンザよりもシュルクを選びます。
そのためザンザの三聖(を演じていた)だけども、何度もシュルクを助けてくれます。
そしてアルヴィースの協力もあり、シュルクは神であるザンザを倒すことができました。
その後流れるラストシーンで、アルヴィースはシュルクに
「新たなる神になりたいか、神なき世界を選ぶか」を問いかけ、
シュルクは「神なき世界」を選びます。
シュルクの「神のいない新たな世界」を構築した後は、
アルヴィースは神の管理者としての役目を終え「世界」からいなくなります。
シュルクは「人々が自分たちの手で世界を切り開いていく未来」を選び取りました。
神のいない、予測もつかない、無限の広がりを見せる世界に希望を託して。
▼ザンザ、クラウス、アルヴィースの正体はEDで語られています
ゼノブレイド3のエキスパンションパス「新たなる未来」で
「アルヴィース」と再び出会うことができます。
気になる人はゼノブレイド3「新たなる未来」もプレイしてみてね。
まとめ
シュルクは幼少期の頃一度亡くなり、「巨神界の神」ザンザの依り代として復活。
ディクソンによって「モナドが扱えるようになるまで」育てられ、
ザンザ復活の際には育ての親のディクソンによって×される。
こうして2度死んだのに(アルヴィースの助けもあって)生き返り、
仲間とともに「育ての親」と「世界の神」をも倒すという、
よくよく考えたらスゴイ主人公だなって思いました。
私はゼノブレイド123とプレイしましたが、
ゼノブレイド1は「話がよくできている超王道RPG」だと改めて思いました。
またぜひゼノブレイド1(DE)の世界へ旅しに行きたいですね。
▼メリアちゃん、家に置いておきませんか?
▼ゼノブレイドの設定資料集(ただし収録画像は「リメイク前のもの」です)
▼2本編でクラウスが登場します(一応ガラテアも…)
エキスパンションパスではブレイドとして、シュルクとフィオルンが登場します。
▼3本編で「ゼノブレイド1のとあるキャラ」が登場します。
エキスパンションパスでは「シュルクとアルヴィース」が出てきます。
▼シリーズの時系列などはコチラで説明しています