閲覧ありがとうございます。ゼノブレイド大好き主婦のはつがカエデです。
「新たなる未来」は、プレイした人からとっても好評なようですね。
私もクリアしましたが、一言でいうなら「モノリスソフトありがとう…!!!」
こんなファンサービス溢れるゲームがあっていいのかと…最後ボロ泣きしました。
特にレックスやシュルクと一緒に冒険できるってところがとても魅力的です。
ただマシューやナエル、ニコルやカギロイもすごくいいキャラしてます。
その中でもマシューは、
今までの主人公の中で一番親しみを持てるキャラなのではないでしょうか。
この記事では前半:ゲームの魅力について、後半:ネタバレ含む考察を書いています。
ぜひ「まだやってないよ」って人はプレイしてみてくださいね。
▼ゼノブレイド3本編しかやってないなら、ぜひ買いましょう。
「新たなる未来」だけでも十分、買う価値があります!
▼3本編ヒロイン「ミオ」を手元に置いておきませんか?
ボリューム・プレイ時間はどのくらい?何章まで?
私はノーマルで25時間でクリアしました。
ストーリーは5章で終わります。
私の感じでは「本編の1/4位のボリューム」です。
フィールドも1本道なので、本編ほど広くないです。
それにラスボスは本編よりも強くないし、
本編のように連戦したり、ムービーを挟んでまた戦闘とかはしませんので、
ボリュームもプレイ時間もラスボスも「サクサク」っと終わる感じです。
ただユニークモンスターにレベル90~100の敵がいたりしますし、
(ストーリーをクリアよりも、はるかに高いレベルが必要です)
「キズナビリティ」といって、収集・ヒトノワ・フィールド探索をすれば、
「キズナポイント」がたまって、ポイントでキャラクター強化できる要素もありますから、
本編ほどはないですが、やり込み要素は十分ありますよ。
なによりシュルク・レックスと、また旅ができるのが嬉しいですね。
新たなる未来のプレイ感想(少しネタバレあり)
私は「ゼノブレイド123とすべてクリアした人が楽しめるご褒美」だと思いました。
どのシリーズもやっているからこそ、気付けることがあるからです。
ゼノ1やゼノ2であった場所が各地に点在しているので、
「あの敵は大変だったなぁ」とか「ストーリー感動したなぁ」とか、
あの当時のゲームの記憶がよみがえってくるんですよね。
すごく懐かしい気分になりました。
ちょっとネタバレになるのですが、コロニー9を見た時や、
ゼノブレイド1の戦闘曲が流れた時は鳥肌が立ちました!
ただ「ゼノ1・2の幸せなエンディングのままで想い出を置いておきたい」
って人には向きません。
シュルクやレックスは登場しますが、ゼノ1・2のその他の仲間は登場しませんし、
おそらくですが「ゼノ1・2からずっと時間が経った後の世界」なので、
ゼノ1・2のシュルクやレックス以外は、既に寿命を迎えて存在しない世界です。
なのでゼノ1・2の未来を受け止められる人だけプレイしてください。
ゼノ1・2のその後を受け入れられないなら、やらないほうがいいと思います。
▼ゼノブレイド3本編しかやってないなら、ぜひ買いましょう。
「新たなる未来」だけでも十分、買う価値があります!
ネタバレ含!謎の多いストーリー考察
シュルクとレックスについて
シュルクとレックスは、なぜ30~40代くらいの姿で、
しかもゼノ1・2の記憶を持った状態で存在しているのか。
ずっと私も疑問に思っていました。
私は、この2人は「希望」を求める想いの集合体であり、
その想いからゼノブレイド3「アイオニオン」の世界に実体化した。
だからゼノ1・2の記憶を持ったまま、登場しているのかなと思います。
その希望とは「生まれ変わりたい」と思っている、
永遠の不幸であるアイオニオン(ゼノ3の世界)で生きている人の想いか、
あなた(プレイヤー)の「また一緒に旅がしたい」望みかもしれません。
ゼノブレイド3にいたメビウスは、「永遠の今」を求める想いの集合体でした。
なので「新たなる未来」を求める集合体があっても、まぁアリな話ですよね。
シュルクやレックス以外の仲間は既に亡くなっていますし、
(コロニー9のダンバン家で、シュルクが「~だった」と発言しているので)
コロニー9の「かなり年月が経った」様子から見ても、
ゼノ1・2にいたシュルクとレックスがゼノ3の世界に来たのではなく、
「ゼノ1・2で無事に寿命を迎えて亡くなったけど、
記憶を持ったまま、30~40代の姿でゼノ3の世界で復活した」
って感じなのかなと思います。
なんで30~40代の姿で登場?
「シュルクとレックスを、ゼノ1・2の時の年齢で再登場させてよかったのでは?」
と思いますよね。
ですがゼノブレイド3の新たなる未来は「未来に想いを託す」がテーマ(多分)
なのでシュルク・フィオルンの子供「ニコル」と、
レックス・ホムラの子供「カギロイ」への、
親として子に伝えたい事、みたいなものを描きたかったのかなと思います。
ニコルとカギロイは、ゼノ1・2の世界で実際にいた子供で、
ゼノブレイド3の世界で登場する2人は、記憶をもとにオリジンから作られた命。
なのでゼノ3のシュルクやレックスとは、直接血縁関係はない人物です。
レックスがカギロイとの距離感に悩み、
シュルクが距離感について教えている、みたいな話がありましたよね。
(「またこんな悩み(親の悩み)を味わえるなんてな」みたいなことも言ってました)
それにシュルクとニコルが、シュルクとフィオルンとの思い出の場所で、
レックスとカギロイが、レックスとホムラの思い出の場所で、
「君たちの誕生の前には、こういうことがあったんだ」と昔話をするシーンもありました。
それに「親として2人(10年の寿命)を何とかしてやりたい」的な発言もありましたね。
なので親から子への「想い」が伝わるシーンが沢山盛り込まれているなって思いました。
それにwii版で初登場したゼノブレイドは、2010年発売でした。
あれから13年経ちましたので、今のあなたは20~40代位でしょうか?
もしかしたら結婚して、子供もいるのではないでしょうか?
(私は35になり、結婚して娘が生まれました)
なのでモノリス側の「あの当時から成長したあなたに伝えたいもの」があるから、
シュルクやレックスが30~40代の姿で登場したのではないかなと思います。
ラストでシュルクとレックスって死亡したの?
エンディングでは、エイとともにシュルクとレックスが、
「オリジンを支えていた「アルヴィース(アルファ)」という存在がなくなり、
このままではオリジンを維持できなくなることから、
エイ・シュルク・レックスがオリジンを支えるための依り代になる」
という結末になっていました。
『えっ、シュルクとレックスって死んでしまったの?』と思ったかもしれません。
ですが「ホムラとヒカリのコアクリスタル」がマシューのものになっていたことから、
レックスとホムヒカの同調関係はすでに終わっており、
本当の世界(ゼノブレイド2のアルスト)にいたレックスはすでに死亡している、
と私は思うんです。
だからゼノブレイド3でのレックスは人間ではなく、
メビウスのゼットのような「思念体」じゃないのかなって思います。
となると同じ状況のシュルクも同じような存在なんだと思います。
なので「死んだ」というより「世界から存在が消えた」って感じなのかなって思います。
エイって何なの?
エイ自身が「トリニティ・プロセッサー」のウーシアの、
「良心」だけ分離された存在、って言ってましたね。
レックスが言うには、ウーシアは中性なので「男性女性どちらにもなれる」
って言ってました。
エイがビジョンを発動させた時に出る「光の翼」は片翼だけですし、
良心がなくなったアルファには、エイと反対側に片翼があります。
なのでエイとアルファは、アルヴィース(ウーシア)から2つにわかれた存在です。
エイ側には、ゼノ1でシュルクと旅した記憶が残っているので、
ストーリーの上でも、シュルクとよく会話しているシーンがありますよね。
最後はアルファがいなくなり、依り代がなくなったオリジンを支えるために、
シュルク・レックスとともに、一緒にオリジンの依り代になっていました。
3人ってところが、トリニティ・プロセッサーの3人を思い出させますね
ホムラとヒカリはどうなったの?
レックスが持っていたブレイドは、ホムヒカのブレイドのように見えますが、
ラストのシーンで「あの2人がいてくれたらなぁ」と発言していることから、
レックスが持っているブレイドは、ホムヒカではなく、
ホムヒカのブレイドを模したものだと思われます。
最後のシーンで、マシューのブレイドの中に「緑のプネウマ」がいて、
レックスとエイが、それに気づいていた描写がありましたよね。
なので先ほどもお話ししましたが、ゼノ2のレックスは既に亡くなっており、
レックスとホムヒカとのドライバー・ブレイド関係は終わっている。
その後ホムヒカは、ゼノブレイド3の世界ではマシューのブレイドになっている、
みたいな話なのかなと思います。3本編ではノアに引き継がれていますね。
ノアのブレイドを「ホムラ・ヒカリの聖杯の剣」にできるのは、そのためだと思われます。
ゼノ3本編クリア後には、ノアがブレイドを海に投げている描写がありました。
「地球上の生命は海から生まれた」ので、だから海へと沈めたのかなぁと思います。
新たなる世界で生命が誕生するために、プネウマは海と一緒になったのかもしれません。
ところで、メツ(ロゴス)はゼノ2で消滅したはずなんですけど、
エヌの持つ剣は「黒くて紫色の光を放っていた」し、
マシューの武器とエヌの剣がぶつかることで、
アイオニオンの世界を滅ぼす力(ウロボロスの力)を得ていたので、
もしかしたら、ゼノ3の世界でメツも復活していたのかもしれません…。
ウロボロスとは「破壊と創造」の象徴らしいです。
プネウマ(創造)とロゴス(破壊)が合わさることで、
新たな力(ウロボロスの力)が芽生えたのかもしれないですね。
ナエルとアルファについて
ナエルはシティーの人間(特に子供)を大切に想っていましたが、
ケヴェスやアグヌスについては憎しみに近い感情を持ってました。
ナエルと仲の良かった子供が、ケヴェス兵に×された描写がありましたよね。
ナエルの「シティーの仲間だけでいい」という想いが、
「過去(古い命、ゼノ1・2の記憶)はいらない、
過去を捨てて、新たに新しい未来を」と思っているアルファと同調してしまい、
アルファに身体を乗っ取られてしまいました。
ですがマシューも言っていた通り、もしアルファの言う通りの未来になっても、
過去を受け入れない限り、また同じこと(地球の崩壊)を繰り返すと指摘されていました。
そこでナエルはアルファと決別できていましたね。
ところで冒頭で、なぜゼットとシュルク・レックスが共闘してたのでしょう?
多分、ゼットは「永遠の今(アイオニオンの世界の存続)」を望んでいましたし、
シュルクとレックスは「過去も今も未来の命も救いたい」という想いがあるので、
「過去や今を無いものにしようとする」アルファは、どちらにとっても敵です。
なので「敵の敵は味方」みたいなものから、一時共闘していたのだと思います。
(その後ゼットはシュルクとの約束を破っていますけど)
マシューはすごい人間
マシューは「どんな結果でも受け入れる」強さを持っています。
メビウスによって両親を失い、エヌによってシティーもゴンドウも失い、
唯一の肉親だったナエルも行方不明になってしまいました。
普通の人間なら後悔したり、過去に囚われて恨んだりすると思うんですけど、
「どんな過去でも受け入れ、前に進んでいくまっすぐさ」が、
マシューのすごさだなって思いました。
それにシティーへ、元ケヴェス兵・アグヌス兵だった者を受け入れる事にも肯定的。
「戦うことしか頭にない人をシティーの仲間にしたら、
シティーを脅かす存在になるかもしれない」とナエルに言われていましたが、
それはケヴェス兵もアグヌス兵も、メビウスによって
「そうしないと自分たちの命が危ないから、選択肢もなく命を奪い合っているんだ」
と理解し、相手の立場も考えて発言できるってところがスゴイ。
さらにはエヌがメビウスになった理由も「ミオが原因」とすぐ勘づいてましたし、
「てめぇそんな理由で」とエヌに言い放っているんですよね。
ただ人間「過去に囚われる・誰かに依存したい・今のまま変わりたくない」
って「守りに徹したい」って本能もあると思うんですよね。
マシューのようには、なかなか行きませんよね。
さらには最後のシーンで
「(エヌを救うのは)案外自分だったりしてな」と言ってたりするので、
洞察力にも優れているんだなって思いました。
本編で、ノアがエヌの悲しみを受け入れて、1つになっていましたよね
マシュー(と、もちろん仲間たち)がいたからこそ、
ゼノブレイド3の本編でノアやミオがウロボロスの力を得ることができ、
メビウスたちから解放されて、2つの世界が動き出して衝突した後も、
オリジンが無事起動し、新たなる未来を創れたんだなって思いました。
マシューを見ていると「すごく前向きになれる」良いキャラですよね。
新たなる未来のED曲の歌詞に「前に進む強さが必要なんだ」
「目印になるものがなければ僕が君のそばにいる」って歌詞があるので、
モノリス側があなたに伝えたくて誕生したキャラなのかもしれません。
▼ゼノ3本編の話がよくわからなかったって方は、こちらをご覧ください
まとめ
「新たなる未来」をクリアした後の感想は「モノリスソフトありがとう…!!!」
ゼノブレイド1・2・3をクリアしたからこそのご褒美ゲームだなって思いました。
またシュルクやレックスと旅ができて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
ですが今作の主人公「マシュー」も、とても良い兄貴キャラです。
今までの主人公の中で一番親しみを持てるキャラなのではないでしょうか。
ぜひ「まだやってないよ」って人はプレイしてみてくださいね。
▼ゼノブレイド3本編しかやってないなら、ぜひ買いましょう。
「新たなる未来」だけでも十分、買う価値があります!
▼3本編ヒロイン「ミオ」を手元に置いておきませんか?
▼DE(1リメイク)・2を未プレイなら、ぜひやりましょう!
▼ゼルダの伝説ティアキンよりブレワイから始めよう!って記事